1999年に結成された、スウェーデン出身カリン・ドレイヤー・アンダーソンとオロフ・ドレイヤーによる姉弟エレクトロ・デュオ、ザ・ナイフ。2001年、ザ・ナイフは自らのレーベルRabid Recordsよりデビュー・アルバム『ザ・ナイフ』をリリースすると国内で大きな話題を呼び、トリプル・プラチナムを売り上げるスマッシュ・ヒットに。2003年のセカンド・アルバム『ディープ・カッツ』をリリース、スウェーデンのグラミー賞ことGrammisでは最優秀アルバム&最優秀ポップ・グループにノミネートされるなど、絶賛を浴びる。同年のサウンドトラック『Hannah Med H』を経て、2006年に3作目『サイレント・シャウトを発表すると、その評判はヨーロッパはもちろんアメリカへも波及していく。米有力メディアのピッチフォークでは“ベスト・ニュー・ミュージック”に選出され、Muteから正式に北米盤が発売されると、様々なメディアから絶賛を受ける。ピッチフォークは本作を2006年のベスト・アルバムにも抜擢、その世界的な人気が決定的なものとなる。また、この作品はスウェーデン国内でもチャート第一位となり、2007年のGrammisでは6部門を受賞するという破格の評価を得た。2009年、フィーヴァー・レイとしてセルフ・タイトル・デビュー・アルバムをリリース。ザ・ナイフの活動休止を経て2018年、8年ぶりにフィーヴァー・レイがセカンド・アルバム『プランジ』で再始動する。