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魔の都の二剣士 創元推理文庫 定訳版

F.ライバー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488625085
ISBN 10 : 4488625088
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

北国生まれの大男ファファードと南国生まれの小男グレイ・マウザー。本巻ではこの二人の英雄が、名高い古の首都ランクマーで運命的に出会い、まんまと“海賊結社”の上前をはねたものの妖術によって互いに愛する者を喪い、復讐に燃えて大殺陣を繰り広げる顛末までが語られる。最も優れたヒロイック・ファンタジーの連作にしてヒューゴー・ネビュラ両賞を受賞したシリーズ開幕編。

【著者紹介】
浅倉久志 : 1930年生まれ。大阪外国語大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • miri

    シリーズとして、ヒューゴー賞、ネビュラ賞を受賞しているフリッツ・ライバーの代表作。ヒロイック・ファンタジー、即ち、剣と魔法の世界の物語だが、ライトノベルとは一線を画す物々しく、重厚な世界。雪国から文明に憧れ踊り子と脱出してくる大男ファファード、相弟子の令嬢と共に魔の都ランクマーへ逃げてくる魔法使いのグレイ・マウザー、二人が出会い、盗賊結社と大立回りをする。故郷ではレールに乗れない盗賊崩れの二人が、酒に酔い、その日暮らしを全うしようとする。そこに僅かなりとも芯が通ってくるのは次回作からかな。

  • かとめくん

    剣と魔法世界の古典的名作。名前は知っていましたが、初読みです。最初っからやたら強い剣士というわけではなく、特に最初の2編は二人の剣士がそれぞれ旅立つまでが描かれています。家族関係や師弟関係など、なかなか思ったようにいかないのは異世界も現実世界も同じってところですか。それでも一念発起、出立を決めたからには花の都で一旗あげたいところです。が、そうは問屋が卸さない。そして運命的な出会いに至る。自分の予想とだいぶ違ったが面白かった。

  • 白義

    「剣と魔法の物語」という言葉を生み出したフリッツ・ライバーによる歴史的ヒロイック・ファンタジーの始まりの物語。凍えるような因習渦巻く未開の故郷を呪い、汚らわしき文明の方へ誘われる大男ファファードと魔に習い復讐を成し遂げた小男マウザーの痛快なバディ物語。濃密な魔の雰囲気が全編に漂っていてそれぞれの主人公の単独の出奔譚だけでも楽しめるが、やはり二人が合流してコンビを結成してからの疾走感は格別。異世界情緒溢れる美しさと猥雑さ、野蛮さが品位を持って共存している。一癖あるように見えて暴力的で単純な人物たちがまたいい

  • おくりゆう

    連作ヒロイック・ファンタジーの傑作の誉れもなるほど、と唸る面白さ。王道的な楽しさではありますが、2人の出立を描いか各短編と2人の2度目にして決定的な出会いの3編で、ラストは迫力あって痛快、バディ物としても楽しいですし、シリーズを追いかけたい作品でした。

  • Akito Yoshiue

    久しぶりに読んだがやはり面白い。

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