ジャケットのインパクトでは１，２を争う位だが、演奏はロックジョウにしては大人しい部類に入る。ジョージ・デュビビエのベースが生々しい。

　２曲目と９曲目を聴くと彼の凄さがよくわかる。ボサノバだろうがルグランだろうが、テーマを吹いてしまえばみんなブルースになってしまうのだ。これはもはやテクニック云々ではなく体質だろう。

　彫刻(？)に負けてないロックジョウの面構えがすごい。演奏の方もホーンセクション＆パーカッションがダイナミックなロックジョウをさらにサスペンスフルに盛り上げる。