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ISBN 10 : 4623040798
Content Description
ロンドンに持ち帰れと勧められて薔薇を切るルウの脳裏に、薔薇の根元に横たわるメイザー氏の幻影が浮かぶ。妻が夫を殺したのか、あるいはルウの潜在意識としての願望なのか…。表題作ほか、20編を収録した短編集。
【著者紹介】
エリザベス・ボウエン : 1899〜1973。17世紀以来のアングロ・アイリッシュ地主階級ボウエン一族の末裔として、アイルランドのダブリンで生まれ、その後まもなくイギリスへ渡る。20代の初めから小説を書き始め、73歳で没するまでに10編の長編小説と100編余の短編小説を書いた。グレアム・グリーン等とも親交があり、文芸評論をはじめ、旅行記、児童書、評論等も手がけた。この間ダブリン大学、オックスフォード大学より名誉博士号を受ける。最後の長編『Eva Trout』は第1回目のブッカー賞(現在はマン・ブッカー賞)の候補となる
太田良子 : 1962年東京女子大学文理学部英米文学科卒業。1980年東京女子大学大学院英米文学研究科修士課程修了、1994‐5年ケンブリッジ大学英文科訪問研究員(ダーウィン・カレッジ)。現在、東洋英和女学院大学国際社会学部教授。日本文芸家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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