約束の地からの音楽〜現代イスラエルのマンドリンとギターのための作品集　デュオ・マンタル

約束の地からの音楽

現代イスラエルで活躍する作曲家によるマンドリンとギターのための作品集。これらの中には、古代バビロニアのディアスポラ（離散したユダヤ民族）やイタリア、バルカン半島に住んでいたユダヤ系民族「ラディーノ」に伝わる音楽、おなじみのクレズマー（ユダヤ民謡をルーツに持つ音楽）、そして近代アメリカ音楽まで多岐にわたる影響を受けた曲が含まれています。
　伝統的なユダヤの旋律を用いたマルク・ラヴリー[1903-1967]とパウル・ベン＝ハイム[1897-1984]、愛へのオマージュを歌うオーレン・ロク[1988-]、ジャズ風の味わいを持つイッタイ・ローゼンバウム[1966-]など、どこか哀愁漂う曲を奏でるのは、2017年にアメリカのギタリスト、レヴィンとイスラエルのマンドリン奏者ロイヴェンによって結成された「デュオ・マンタル」。ユダヤの歌を愛する彼らは、この楽器のデュオのためのレパートリーを増やすためにイスラエルの作曲家たちに作品を依頼すると同時に、彼ら自身も積極的にアレンジを行いヨーロッパ中で演奏活動を行っています。（輸入元情報）

【収録情報】
1. ラヴリー：3つのユダヤの踊り Op.192（1945）（シェール／イエメンの婚礼の踊り／ホラ）
2. ベン＝ハイム：3つの無言歌（1952）（アリオーソ／バラード／セファルディの旋律）
3. フリードリン：東洋風パントマイム（2018）
4. フリードリン：湖を覆う霧（1985）
5. イェヘズケル・ブラウン：マンドリンとギターのためのソナタ（2004）
6. バルダナシュヴィリ：思い出（2017）
7. ロク：アハバ（2018）
8. ローゼンバウム：マンドリンとピアノのための二重奏曲（2006）

　G.ネスター編、マンドリンとギター版　2017（1）
　G.ネスター編、マンドリンとギター編　2019（2,8）
　フリードリン編、マンドリンとギター版　2018（4）

　デュオ・マンタル
　　ヤコブ・ロイヴェン（マンドリン）
　　アダム・レヴィン（ギター）

　録音時期：2019年10月15-18日
　録音場所：カナダ、St. Paul's Church, Newmarket
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）