600年の時を超越して二つの「新しい音楽」が出会った!
アルス・ノヴァとは14世紀にフランスで栄えた音楽様式で、直訳すると「新しい芸術」。その代表的な作曲家がギョーム・ド・マショー[c.1300-1377]とフィリップ・ド・ヴィトリ[1291-1361]で、彼らの声楽作品を当時のピタゴラス音律で調律された現代のヴァイオリンとコントラバスで演奏し、逆に21世紀のドイツの作曲家ヴォルフガング・フォン・シュヴァイニッツ[1953-]が同じ編成のために新作を作曲。600年を隔てた2つの音楽がヴァイオリンとコントラバスを介してこのディスク上で邂逅します。
13世紀のマショーとヴィトリはモダンで清らかな祈りの音楽としてよみがえり、21世紀のシュヴァイニッツはアルヴォ・ペルト顔負けの敬虔な瞑想音楽を聴かせます。古楽、現代音楽、メディテーション系、ECMレーベルのディスクが好きなリスナーにぜひお薦め。(輸入元情報)
【収録情報】
1. マショー:レイス、バラード、ヴィレ、ロンドー集(全20曲)
2. シュヴァイニッツ:習作 第1番 Op.61a (2015)
3. ヴィトリ:『偽小説』よりモテット集(9曲)
ピタゴラス純正律に調律されたヴァイオリンとコントラバスによるバージョン(1,3)
ドリアン・モードによる(2)
ヘルゲ・スラート(ヴァイオリン)
フランク・ライネッケ(コントラバス)
録音時期:2016年6月、2017年8月
録音方式:ステレオ(デジタル)