サンフランシスコ・オペラのシリーズ
『ルクレツィア・ボルジア』『カプレーティとモンテッキ』
4DVDボックスに!
ユーロアーツとサンフランシスコ歌劇場とのコラボレーション企画「サンフランシスコ・オペラ」からこれまでに発売したドニゼッティ『ルクレツィア・ボルジア』とベッリーニ『カプレーティとモンテッキ』の2つのベルカント・オペラをセットで発売します。
ドニゼッティの傑作『ルクレツィア・ボルジア』は歴史に名高いボルジア家の美女ルクレツィア・ボルジア[1480-1519]を扱ったこのオペラ。1833年12月にスカラ座で初演され大成功を収め、1830、1840年代には非常に人気の高かった作品です。近年の上演頻度はあまり高くありませんが、力のあるプリマドンナが満を持して挑戦するオペラになっています。ここに収録されているサンフランシスコでの上演では、ルネ・フレミングがルクレツィアに挑戦。悪女、悪妻の顔と、息子を愛する母の顔の両面を見事に歌っています。ジョン・パスコーの演出は、元々ワシントン・ナショナル・オペラのためのプロダクションでありました。ハリウッド風の豪華な美観を軸に、現代的な要素をバランスよく盛り込んだ美しい舞台に仕立てています。
『カプレーティとモンテッキ』は、有名なロメオとジュリエットの物語。イタリアの説話に基づいたオペラなので、シェイクスピアの戯曲とは若干ストーリーが異なります。しかし若者の悲恋という共通のテーマは、いつの世も共感得やすいため、現代でも人気のある演目です。2012年10月のサンフランシスコ歌劇場での上演では、ズボン役のロメオにメトロポリタン歌劇場の大スター、ジョイス・ディドナートが登場。広い音域と卓越した歌唱技術、そして知性的な歌唱演技を持ったディドナートのロメオは圧倒的です。ジュリエッタには1977年カリフォルニア生まれのソプラノ、ニコル・キャベルを起用。2005年にカーディフ国際声楽コンクールで優勝、2007年にはDECCAからアリア集が発売され、一気に表舞台で活躍する歌手となりました。演出はフランスのヴァンサン・ブサール。本作が米国デビューとなりました。衣装はパリを中心にオートクチュールコレクション界で活躍する世界的デザイナー、クリスチャン・ラクロワ。スタイリッシュかつ華やかな衣装も見所の一つです。(キングインターナショナル)
【収録情報】
● ドニゼッティ:歌劇『ルクレツィア・ボルジア』全曲
ルネ・フレミング(S ルクレツィア・ボルジア)
マイケル・ファビアーノ(T ジェンナーロ)
ヴィタリー・コヴァリョーフ(Bs 公爵アルフォンソ)
エリザベス・デション(Ms マッフィオ・オルジーニ)
オースティン・ネス(Br アポストロ・ガゼッラ)
アオ・リ(Br アスカーニオ・ペトルッチ)
クリストファー・ジャクソン(T イェッポ・リヴェロット)
ブライアン・ジャグディ(T オロフェルノ・ヴィテッロッツォ)
アイゴー・ヴィエイラ(Bs グベッタ)
ダニエル・モンテネグロ(T ルスティゲッロ)
ライアン・カスター(Br アストルフォ)、他
サンフランシスコ歌劇場舞踏団
サンフランシスコ歌劇場管弦楽団&合唱団
リッカルド・フリッツァ(指揮)
演出:ジョン・パスコー
照明:ジェフリー・ブルッカーホフ
振付:ローレンス・ペク
収録時期:2012年9-10月
収録場所:サンフランシスコ歌劇場(ライヴ)
収録時間:146分
字幕:英、独、仏、韓、日
● ベッリーニ:歌劇『カプレーティとモンテッキ』全曲
ジョイス・ディドナート(Ms ロメオ)
ニコル・キャベル(S ジュリエッタ)
サイミール・ピルグ(T テバルド)
エリック・オーウェンズ(Bs-Br カペッリオ)
リ・アオ(Br ロレンツォ)、他
サンフランシスコ歌劇場管弦楽団&合唱団
リッカルド・フリッツァ(指揮)
演出:ヴァンサン・ブサール
装置:ヴァンサン・ルメール
衣装:クリスチャン・ラクロワ
照明:グィード・レヴィ
収録時期:2012年10月
収録場所:サンフランシスコ歌劇場(ライヴ)
収録時間:151分
字幕:伊、英、独、仏
画面:カラー、16:9
音声:PCMステレオ、DD5.1、DTS5.1
NTSC
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