基本情報
内容詳細
1953年6月19日午後8時、ニューヨーク州のシンシン刑務所では、ジュリアス・ローゼンバーグと妻のエセルの電気椅子による処刑が行われようとしていた。2つの大陸で数千人の支持者がデモ行進を行い、夫妻のためにラジオ放送も行われる。刑の軽減を求める手紙がホワイトハウスに殺到し、ローマ教皇ピウス12世も仲介に入って慈悲を求めた。夫妻の2人の幼い息子も「僕のママとパパを殺さないで」というプラカードを持って、刑務所の外を行進。そして今、息子たちは、両親と同じように力なく座り込み、奇跡が起こることを願っていた。しかし、ローゼンバーグ夫妻が原子爆弾に関する機密をソ連に流した罪は担当判事によって「殺人より重い」とされ、情状酌量の余地はなかった。
1951年5月25日午後9時、ドナルド・マクリーンは妻が作った誕生祝いの夕食を終えると、彼女に別れを告げて、友人のガイ・バージェスの運転する車に乗り込む。5年後、イギリスに2人から「KGBの庇護の元、モスクワで元気にしている」と連絡が来る。番組では、西側から2人が逃亡した経緯と共に、悪名高い「ケンブリッジ・スパイ・グループ」の最期を明かす。イギリスにおけるソ連の最も大切な2重スパイ・ネットワークが、この日、その役目を終えたのである。
世界史に残る事件や事故を特集した英国BBCのドキュメンタリー・シリーズ。第28弾となる本作では、原爆の機密資料をソ連に漏らした夫妻の処刑執行と、西側からソ連へ逃亡した2人の男を巡るスパイ事件に焦点を当て、その実態に迫る。(CDジャーナル データベースより)
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作成者:望月ハルヒさん
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