オッフェンバックの数奇な生涯を描いた音楽映画
「メフィスト」で第54回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したハンガリーのサボー監督による音楽映画。ナポレオン3世下の第2帝政時代にパリで活躍したオッフェンバックと、そのパトロンであったシャルル・ド・モルニ伯爵を主人公にした内容は、劇中劇として上演される2つのオペレッタが全篇のうち、およそ5分の4を占めるという構成をとっているため、オッフェンバックの音楽にたっぷりと浸ることができます。
さらに、ボーナスには、「失われた自筆譜−『ホフマン物語』の歴史」と題するドキュメンタリーを収録。オッフェンバックの死に際して、未完のままで遺されたオペラ『ホフマン物語』は、ギローの補筆完成により1881年に初演されますが、その自筆譜は1887年のオペラ・コミークの火災で焼失という憂き目に遭ったことで、かえって有名に。本編では、パリから、ハンブルク、ブルゴーニュを経由して、ニューヨークへと舞台を移しながら、楽譜所有者、音楽出版社、音楽学者、オペラ監督、指揮者、舞台監督などに取材、『ホフマン物語』の自筆譜が辿った数奇な歴史を辿ります。(キングインターナショナル)
【収録情報】
・音楽映画『オッフェンバックの秘密』
劇中使用作品:喜歌劇『ふたりの盲人』、『クロックフェール、または最後の遍歴騎士』
出演:タマーシュ・ヨルダン(オッフェンバック)、ヤーノシュ・クルカ(モルニ伯爵)ほか
演奏:ジア・リュウ指揮、ザールブリュッケン放送交響楽団
監督:イシュトヴァーン・サボー
制作:1995年
【ボーナス映像】
・ドキュメンタリー「失われた自筆譜−『ホフマン物語』の歴史」
監督:ジェラール・カイヤ
制作:2004年仏、Ideale Audience
収録時間:149分(本編97分、ボーナス52分)
画面:カラー、16:9
音声:ドルビー・デジタル・ステレオ
字幕:英独仏
NTSC
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