素晴らしいの一言。TV on the radio同様、コーラスを主体としてる点というか、重視している点が新しい。ブルックリンって黒人が作りあげた街でもあるけど、その影響が出ている。人種の交差点の街から、だからこそ出来た傑作。マストです。

'07年発表｡これは言わば､ﾎﾟｯﾌﾟｽにおける性転換である｡あのｽｺｯﾄ･ﾍﾚﾝをして｢音楽をやめたい｣とまで言わしめたﾀﾞｰﾃｨｰ･ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾀｰｽﾞ=ﾃﾞｳﾞｨｯﾄﾞ･ﾛﾝｸﾞｽﾄﾚｽの本作は､本人が中学生時代に愛聴していたﾌﾞﾗｯｸ･ﾌﾗｯｸﾞの『ﾀﾞﾒｰｼﾞﾄﾞ』を､一度も聴き返すことなく､当時の記憶だけを頼りに再現したという､前代未聞の作品｡結果としてｵﾘｼﾞﾅﾙから大きく逸脱し､女性ｺｰﾗｽとｽﾄﾘﾝｸﾞｽによって化粧されたｻｳﾝﾄﾞが､究極の人工美を生み出してしまった｡この目眩しくｱｳﾞｧﾝ･ﾎﾟｯﾌﾟ･ｱﾙﾊﾞﾑの正体が､実はﾊｰﾄﾞｺｱ･ﾊﾟﾝｸだったという､倒錯にも似た快感｡それはどこか､80年代のﾌﾟﾘﾝｽの作品群すら思わせる｡ﾃﾞｳﾞｨｯﾄﾞ本人と共同ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｽを手掛けているのは､ｸﾞﾘｽﾞﾘｰ･ﾍﾞｱｰのｸﾘｽ･ﾃｲﾗｰ｡07年一番の衝撃作｡

ｲﾉｾﾝﾄなﾎﾞｰｶﾙ、女性ｺｰﾗｽ、変拍子、ﾍｳﾞｨなｷﾞﾀｰ etc...。気の向くままに、いろんな引き出しをｶﾊﾟｶﾊﾟ開けたり閉じたりしてるような音の組み合わせ・脈絡のあるような無いような展開が妙に耳に残り、癖になる。ｴｸｽﾍﾟﾘﾒﾝﾀﾙな意匠をｷｯﾁｭなﾌﾚｲﾊﾞｰで仕上げた、ﾌﾞﾙｯｸﾘﾝ風味の一品。個人的には#2,7,8のﾍﾛﾍﾛなｷﾞﾀｰがﾂﾎﾞでした。

最高に自由な音楽！！

女性コーラスとか入ってたりしてて、ロリンズさんに半殺しにされそうなくらい原曲の片鱗もないけど････これはいい！

なんだかスゴイ才能。ブッちぎれているのにＰＯＰ。この人たちのライヴってどんなことになるのだろうか・・・。音楽でトバされそうです。

今一番のお気に入りです。 バトルズも大好きですがこんなにセンスとアイデアに溢れたバンドが沢山いるNYって・・・。益々気になります。