ネットワーク・大衆・マーケット 現代社会の複雑な連結性についての推論

経済学、社会学、情報科学および応用数学を横断的に見渡して、ネットワークと行動を理解することを目的とする大学学部の入門用テキスト。社会的・経済的・技術的世界が相互にどのように関連しているのかという基本的な問題に焦点を当てて、これらの分野間のインターフェースとして急速に進展してきている新興の研究を解説する。

目次 : 第１部　グラフ理論とソーシャルネットワーク/ 第２部　ゲーム理論/ 第３部　マーケットとネットワークにおける戦略的相互作用/ 第４部　情報ネットワークとワールドワイドウェブ/ 第５部　ネットワークダイナミクス：集団モデル/ 第６部　ネットワークダイナミクス：構造的モデル/ 第７部　制度と集約行動

【著者紹介】
デイビッド・イースリー : Ｃｏｒｎｅｌｌ大学経済学科の社会科学Ｈｅｎｒｙ　Ｓｃａｒｂｏｒｏｕｇｈ教授、Ｄｏｎａｌｄ　Ｃ．Ｏｐａｔｒｎｙ’７４学科長を務めている。Ｃａｍｂｒｉｄｇｅ大学のＣｈｕｒｃｈｉｌｌ　Ｃｏｌｌｅｇｅの海外フェローでもあった。研究分野は、経済学、金融論、意思決定理論。経済学においては、学習、ウェルスダイナミクスと市場における自然淘汰に焦点を当て、金融論においては、マーケットミクロ構造と資産価格に焦点を当てて研究している。意思決定理論においては、複雑環境における意思決定のモデル化の研究をしている

ジョン・クラインバーグ : Ｃｏｒｎｅｌｌ大学情報学科のＴｉｓｃｈ大学教授。全米技術アカデミーとアメリカ芸術科学アカデミーの会員。研究分野は、ウェブと他のオンラインメディアの基盤となっているソーシャルネットワークと情報ネットワークに重点を置いた、ネットワークと情報のインターフェースの問題。ＭａｃＡｒｔｈｕｒ、Ｐａｃｋａｒｄ、ａｎｄ　Ｓｌｏａｎ　Ｆｏｕｎｄａｔｉｏｎ　Ｆｅｌｌｏｗｓｈｉｐｓ、ｔｈｅ　Ｎｅｖａｎｌｉｎｎａ　Ｐｒｉｚｅ、ｔｈｅ　ＡＣＭ‐Ｉｎｆｏｓｙｓ　Ｆｏｕｎｄａｔｉｏｎ　Ａｗａｒｄ、ｔｈｅ　Ｎａｔｉｏｎａｌ　Ａｃａｄｅｍｙ　ｏｆ　Ｓｃｉｅｎｃｅｓ　Ａｗａｒｄ　ｆｏｒ　Ｉｎｉｔｉａｔｉｖｅｓ　ｉｎ　Ｒｅｓｅａｒｃｈの賞を受賞している

浅野孝夫 : 中央大学理工学部情報工学科教授。１９７７年東北大学にて工学博士取得。１９８７年日本ＩＢＭ科学賞（情報科学部門）受賞

浅野泰仁 : 京都大学情報学研究科特定准教授。２００３年東京大学にて理学博士（情報科学）取得。以降、Ｗｅｂ上の情報発見手法の研究に従事（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）