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生物界は騒がしい 音と共に進化した、生き物とヒトの秘められた営み

D.g.ハスケル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784806716808
ISBN 10 : 4806716804
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2023年ピュリッツァー賞一般ノンフィクション部門 ファイナリスト作品
2023年PEN/EOウィルソン文学科学執筆賞 ファイナリスト作品
2023年アメリカ音響学会科学コミュニケーション賞 受賞作品

きらめく散文によって世界の音の聴き方が変わる本。
歴史、生態学、生理学、哲学、生物学をシームレスに融合させながら、
鳥や昆虫、風や海、人の声や楽器が作り出す美しい音を紹介。

同時に、人間を孤立させ、生態系を断片化し、
進化の創造性を弱める「自然破壊による生態系の沈黙」について、説得力ある警告を発する。

音は目に見えず、はかないものであり、失うには貴重すぎるのだ。

【著者紹介】
デヴィッド・ジョージ・ハスケル : 自然界の科学的、文学的、詩的研究を統合した作品を発表している生物学者。South大学の生物学および環境学の教授であり、グッゲンハイム・フェロー。地球上の音の物語を探求した本書はピュリッツァー賞一般ノンフィクション部門の最終候補、国際ペンクラブ・センターの選出するE.O.ウィルソン科学文学賞の最終選考に残り、アメリカ音響学会の科学コミュニケーション賞を受賞。ニューヨーク・タイムズ紙は本書を「Editors’ Choice」に選んだ

屋代通子 : 兵庫県西宮市生まれ。出版社勤務を経て翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • たまきら

    新刊コーナーより。「音」は生物には不可欠なもの(呼吸をはじめ、動くときの振動が音だから)。その排除できないものが徐々に生命のシンフォニーとなり、コミュニケーションのツールとなる。音楽や会話無しでは生きていけない自分にとって、生物学者である著者の音への素直な感動は共感できる内容だった。そこに進化の歴史がのっかってくるんだからたまりません。ただあまりにも多岐にわたる内容なので、ちょっと散漫とした読後感なのがちょっと残念です。

  • ばんだねいっぺい

    音が生物の創造性が織り込まれた時間芸術なのだと分かった。人間は、自然に対して行っていることに無自覚で、そのツケは、動物や昆虫たちが払っているし、最終的には、人間が支払うことになる。栄養素が薄くなっているは、衝撃だった。コオロギの世界旅行は、愉快だったが。

  • まいこ

    地球で最初に音を出す器官を獲得したのはコオロギのような昆虫で、パンゲアで発生して後に大陸移動とともに分散し、それぞれ違う鳴き方をするようになった。まるでアフリカから出た人間の方言のよう。 ヒト言語も、熱帯雨林から開けた場所に移動するにつれて子音が多くなり、農耕を始め食べ物が柔らかくなるとFとかVのような唇歯音が増えたたという。言語が食生活や環境に依存するの面白い。 ヒトの可聴域はとても狭く、我々が聞いているのはほんの一部みたい。音に鈍感だから、産業革命後、他の種の求愛や捕食を騒音で邪魔しまくっているよう

  • Go Extreme

    テッポウエビ ハサミ衝撃音 魚類の音 胸鰭 前腕 人間の聴覚 蝸牛 知覚 錯聴 聴覚限界 虫の音 ペルム紀から 哺乳類祖先 虫の音感知 音の進化 化石乏しい 沈黙強いられた生物 感覚体験 関係性の学び 昆虫激減 人間活動影響 被子植物革命 食料起源 植物 動物 共進化 鳥歌/人発話 対照進化 ワピチ求愛 高い叫び 熱帯雨林音景 多様複雑 警戒音 種超情報網 騒音下の聴覚適応 感覚境界の拡張体験 鳥の歌 文化 多様性 クジラの歌 文化 個性 人間感覚 外へ送る力喪失 生物文化の危機 都市騒音公害 不公平

  • 於千代

    「音」に着目し、生物の進化とヒトの関わり、そして自然破壊による「自然の沈黙」について綴られる。 内容は多岐にわたり、様々な観点から述べられていく。詩的な表現が多く、あまり科学的な本を読んでいるという感じがしなかった。 「虫が鳴かなくなっている森や草原の沈黙は、陸上の生態系の活力を支えている生き物たちの衰退する声だ」

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