どこか懐かしいフレーズ、洗練されたサウンド・アレンジ、思わず頬が緩んでしまうようなメロディーライン…。
初夏のオープン・カフェで、やわらかな陽光に包まれながら聴いていたい、心温まる作品集です。
『Just Like The Old Time』からの再録されたナンバーが3曲ありますが、そのことを差し引いても余りあるような良質のボーナス・トラックでケアされています。
出色は「Time For Christmas」。春夏もので充たされているアルバムにあって、唯一、個人で楽しむクリスマス用コンピレーションに使える1曲として大活躍してくれるマスト・アイテムです。
Just Like The Old Times、Keep The Flameの初CD化は待ち望んだものでししたが、このアルバムは今まで日の目を見ていないとってもレアなもので待ち望んでいました。古い分2作よりややアコースティックですが、同様に爽やかで明るいAORサウンドが素晴らしいです。彼はこのCD化をとても喜んでいるようで新作のリリースもあるかもとのこと。楽しみにしたいものです。