NHK交響楽団首席クラリネット奏者、伊藤 圭のアルバム第4弾
伊藤 圭が日頃から共演を重ね、互いに信頼しあう仲間と共に奏でる新たなクラリネット名曲集。比較的近年に創作された楽曲を中心に、委嘱曲やアンサンブルなど邦人作曲家の感性とバラエティーに富んだ作品群が、クラリネットの新たな魅力で彩る個性溢れる音楽の世界にいざないます。(販売元情報)
【収録情報】
1. 内田祥子[1977-]:緑の時 (2001)
2. 内田祥子:エヴァーグリーン (2020)
3. 平吉毅州[1936-1998]:サンバ・カンシオン (1992)
4. 吉川和夫[1954-]:変奏曲『キーウの鳥の歌』 (2022)
5. 三浦真里[1960-]:クローバー・ファンタジー (1988)
I. 夜明けのダンス
II. 午後の間奏曲
III. 夕暮れのパヴァーヌ
IV. 夜と構図
6. 伊藤康英[1960-]:バラード〜『旅の終わりのバラード』による (2009)
7. 伊藤康英:クラリネット・ドルチェ (2013)
8. 内田祥子 編:ディア・モリコーネ (2019)
9. 内田祥子 編:ロンドンデリーの歌 (2009)
伊藤 圭(クラリネット)
榊原紀保子(ピアノ:1-4,6,8)
島田明日香(クラリネット:5,7,9)
高松真紀(クラリネット:5,9)
塚本啓理(クラリネット:7,9)
岡本昇大(バス・クラリネット:5,9)
録音時期:2023年5月30,31日
録音場所:三重県総合文化センター
録音方式:ステレオ(デジタル)
【伊藤 圭(クラリネット) Kei Ito, Clarinet】
宮城県大崎市生まれ。2001年東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。第6回日本クラリネットコンクール第1位。第75回日本音楽コンクール入選。東京オペラシティ リサイタルシリーズ「B→C」に出演し、その様子はNHK-FM「クラシック倶楽部」に取り上げられた。藝大フィルハーモニア、東京都交響楽団を経て、2011年よりNHK交響楽団首席クラリネット奏者を務める。
協奏曲のソリストとして、2014年東京藝大「創造の森」において尹伊桑『クラリネット協奏曲』、2020年台湾嘉義市国際音楽フェスティバルに招聘されP.スパーク『クラリネット協奏曲』を演奏。2019年「天皇陛下 御即位30年 奉祝感謝の集い」ではモーツァルト『クラリネット協奏曲』の特別奉祝献奏を行い、2021年第1938回NHK交響楽団定期公演のソリストとして同曲を協演。
ソロ・アルバムは2017年に「レヴーズマン 藍の詩」(Fontec)を、2022年には「マックス・レーガー:クラリネット・ソナタ集」「マインド〜クラリネット小品集」(299 MUSIC)をリリースし、レコード芸術誌 準特選盤に選出されるなど各紙で好評を得る。
2018年から仙台クラシックフェスティバルに連続して招聘されリサイタルを開催している。
これまでにクラリネットを千石 進、日比野裕幸、野田祐介、山本正治、三界秀実、村井祐児の各氏に師事。
東京音楽大学兼任准教授、東京藝術大学、国立音楽大学講師として、また国内外のマスタークラスの講師として招聘され、後進の指導にあたっている。ソロ、室内楽、指導者としての活動の傍ら、幼稚園から高等学校までのアウトリーチ事業にも取り組むほか、介護施設などでの演奏を行なう活動も継続し現在活動の充実期を迎えている。
使用楽器:ビュッフェ・クランポン「フェスティバル」(B♭/A)(販売元情報)
【榊原紀保子(ピアノ) Kihoko Sakakibara, piano】
鎌倉市出身。東京音楽大学卒業、同大学研究科修了。
研究科在籍中より本格的な演奏活動を開始。2001年にチェコに渡りProf.A.Vlasakova氏の元で研鑽を積み、2002・2005年にはターリヒ弦楽四重奏団とドヴォルザーク『ピアノ五重奏曲』などで共演し、アンサンブル・ピアニストとしての活動の幅を広げていく。2003年からはオペラシアターこんにゃく座のピアニストを務め47都道府県ほぼすべてで公演をおこなっている。現代作曲家との関わりも多く芥川龍之介作、木下牧子作曲『音楽物語〜蜘蛛の糸?』はじめ数々の作品を委嘱、初演。また松本幸四郎(現・松本白鸚)主演の舞台『アマデウス』では2004年より音楽スタッフとして参加するなど、ジャンルを問わない豊富な実績と、繊細かつスケールの大きい色彩豊かな演奏は器楽・声楽を問わず国内外の様々な演奏家から絶大な信頼を寄せられている。近年は出身地の鎌倉にて子どもたちへの音楽普及活動も続けている。ビール好きなピアニストとしてジャパンビアソムリエ資格も有する。
東京文化会館新進音楽家デビュー・オーディション合格、ピティナ・ピアノコンペティション全国大会入選、大阪国際音楽コンクール2台ピアノ部門第1位。ピアノを土屋明子、久保田裕子、平塚久子、鹿目美智子、三浦捷子、川上昌裕各氏に、室内楽・伴奏法を御邊典一、広瀬宣行、迫 昭嘉、土田英介各氏に師事。(販売元情報)
【島田明日香(クラリネット) Asuka Shimada, clarinet】
岡山県総社市出身。東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。中国ユース音楽コンクール木管楽器の部1位受賞。
在学中に藝大フィルハーモニア管弦楽団とモーニング・コンサートで共演。
岡山芸術創造劇場ハレノワの柿落とし公演オペラ『メデア』などに参加。
これまでにクラリネットを芦田修二、小倉清澄、藤井一男、村井祐児、磯部周平、山本正治、十亀正司の各氏に師事。ソルフェージュを那須麗子、茂木真理子の各氏に師事。(販売元情報)
【塚本啓理(クラリネット) Keisuke Tsukamoto, clarinet】
兵庫県明石市出身。兵庫県立明石北高等学校、東京藝術大学音楽学部器楽科クラリネット専攻を経て、2013年に東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程を修了。東京藝術大学室内楽定期演奏会や小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクト]、]Tなどに出演。これまでにクラリネットを藤井一男、村井祐児、山本正治、伊藤圭の各氏に、室内楽を四戸世紀、三界秀実の各氏に師事。
現在、フリーランス奏者としてオーケストラや吹奏楽への客演など多岐にわたり活動しているほか、後進への指導にも取り組んでいる。(販売元情報)
【高松真紀(クラリネット) Maki Takamatsu, clarinet】
栃木県茂木町出身。東京音楽大学卒業。卒業時、同大学管打楽器部会主催卒業演奏会出演者に選出される。2019年度東京音楽大学シンフォニック ウインド アンサンブルにてコンサート・ミストレスを務める。栃木県真岡市主催「第5回若手演奏家支援事業コンサート」出演者に推薦され、リサイタルを開催。第23回日本演奏家コンクール木管部門一般Aの部入選。2022年度より洗足学園音楽大学演奏補助要員。同大学院室内管弦楽団、吹奏楽公演賛助のほか、洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団のメンバーとしてバレエ・コース本公演等に出演。これまでにクラリネットを木幡仁清、I.コハーン、四戸世紀、伊藤圭の各氏に師事。(販売元情報)
【岡本昇大(バス・クラリネット) Shota Okamoto, bass clarinet】
大阪府豊中市出身。幼少期からクラリネットを始める。東海大学付属仰星高等学校、京都市立芸術大学卒業。東京藝術大学大学院修士課程修了。京都フランス音楽アカデミーにてロマン・ギョイヨ氏のマスタークラスを受講。小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトXIIIに参加。東京・春・音楽祭に出演。これまでに、クラリネットを長門由華、山本正治、高橋知己、小谷口直子、三界秀実の各氏に、室内楽を三界秀実、上田希、津田裕也、大嶋義実、大野かおる の各氏に師事。2022年4月に初のソロ・リサイタルを開催。現在はフリーランス奏者として国内のプロ・オーケストラの演奏会に客演している。(販売元情報)