Cg World (シージー ワールド)2013年 11月号

第1特集
『革命機ヴァルヴレイヴ』

『FREEDOM』や『SHORT PEACE』など意欲的な作品を手がけてきたサンライズ練馬スタジオが、TVシリーズの3DCGに初めて挑む。 しかもロボット表現に定評のあるサンライズのオリジナルメカ作品で、メカを3DCGで描くのだ。 1stシーズンを終え、いよいよ2ndシーズンの放送が開始。80~90年代の特殊効果処理を施したルックと、作画のようなメリハリ・タメツメのある動きを駆使し、新たな3DCG表現の可能性を開拓したスタッフの挑戦と葛藤を曝く。

WORKFLOW TVシリーズを描ききるためのワークフロー
DESIGN 素体の良さを活かしたデザイン
MODELING 飽くなきモデリング完成までの道程
SETUP 外連味のあるメカアニメを実現するセットアップ
ANIMATION 作画の良さを3DCGに取り入れる
LOOK こだわりの質感表現
SPECIAL CG班スタッフ大集合! ボクたち成長しましたか?

第2特集
これからのプロジェクションマッピング

建築物の壁面を超えて、さらに複雑な形状に対する投影を意味する「4D」というキーワードも聞こえ始めた昨今。 投影技法だけでなく、PM表現そのものも広がりをみせる今だからこそ、3DCG制作者の強みを活かしたプロジェクションマッピングについて改めて考えたい。

INTRODUCTION 表現も技法もますます広がる! プロジェクションマッピングの世界
CASE FILE 01 深海4Dスクエア
TIPS 01 3DCGソフトで作業効率を高めるアナモルフォーシス投影手法
CASE FILE 02 ウェディングホール 大聖堂プロジェクションマッピング
TIPS 02 プログラマーによるDIYプロジェクションマッピング
CASE FILE 03 PROJECTION MAPPING JOURNEY 2

特別企画&連載記事
Cover Story
『革命機ヴァルヴレイヴ』

HOT STUFF
必見! 『蒼き鋼の蒼き鋼のアルペジオ - アルス・ノヴァ - 』(第1回:キャラ表現)
劇場長編アニメーション『楽園追放 -Expelled From Paradise-』PV
映画『ガッチャマン』
遊技機向けコンポジットTIPS
Leadtek「WinFast WS700」

Game Graphics Studio
『ポケットモンスター X』・『ポケットモンスター Y』
シリーズ初のフル3D化を果たした本作は、携帯ゲーム機ならではの性能・容量的な制限の中で杉森 建氏による公式イラストのタッチをトゥーンシェーディングによって見事に再現している。 職人的な作り込みと大胆な発想が盛り込まれた本作の制作技法について、つぶさにみていきたい。

アニメCGの現場
『ガッチャマン クラウズ』
監督は『モノノ怪』や『つり球』など、独特な世界観を表現しつつ、現代社会の諸問題を投げかけるストーリー構成で幅広い年代の心をつかむ中村建治氏だ。 そしてCGI監督として、OVA『FREEDOM』や映画『SHORT PEACE-九十九』の監督を務めたYAMATOWORKSの森田修平氏が抜擢された。 サブリメイションとの合同チームとして挑んだ本作、今回は森田氏に加え、同じくCGI監督の金本 真氏と3DCGチーフの須貝真也氏に、3DCG制作の舞台裏を伺うことができた。