大宇宙の魔女 ノースウェスト・スミス全短編 創元SF文庫

C・l・ムーア

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488790011
ISBN 10 : 4488790011
フォーマット
出版社
発行年月
2021年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
572p;15

内容詳細

火星入植地で暴徒から救った少女。彼女がもたらす無限の恐怖と官能を描き、H.P.ラヴクラフトの称賛を受けた破格のデビュー作「シャンブロウ」ほか、異次元の裂け目から襲い来る単眼の妖女との死闘(「ジュリ」)や、見る者によって全く異なる美貌を見せる異星の魔女との遭遇(「イヴァラ」)などを描いた、宇宙の無法者ノースウェスト・スミスが活躍する13編を収める。新訳決定版。

【著者紹介】
C・L・ムーア : 1911年、インディアナ州インディアナポリス生まれ。大学中退後、本格的にSF作品の執筆を開始。22歳で発表したデビュー作「シャンブロウ」は『ウィアード・テイルズ』33年11月号に採用され、H・P・ラヴクラフトから称賛される。以降“ノースウェスト・スミス”シリーズや、「暗黒神のくちづけ」などの5編で構成される“ジョイリーのジレル”シリーズを『ウィアード・テイルズ』に連載し、人気を博した。ほか、夫であったSF作家のヘンリー・カットナーとの合作を多く残しており、共同名義のひとつにルイス・バジェツトがある。87年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • パトラッシュ さん

    旧訳を読んだのは中学の頃だから云十年ぶりにシャンブロウと再会した。SFを読み始めた時分と今では感性が全く違うが、何よりも昔はわからなかった怪異描写の迫力に改めて感じ入った。宇宙の辺境でスミスは妖艶な美女に出会って魅入られるが、一瞬で異形に変化する相手に取り込まれてしまうシーンの濃密さは強烈だ。エロティックな要素は極力抑えながら、想像力に訴える官能性こそ著者の本領か。男のロマンを追求するあまり危険にさらされる彼を、相棒のヤロールが救う展開はお約束だが実に楽しい。この完成度の高さが長く読み継がれた理由だろう。

  • ふりや さん

    宇宙を股に掛ける無法者ノースウェスト・スミスと相棒の金星人ヤロールの冒険を描いたスペースオペラの古典。時には好奇心から、時には酒を飲む金欲しさに依頼を受け、伝説的な宇宙の魔女たちと対峙します。頼れるのは己の勘と経験、そして懐に忍ばせた熱線銃。およそ80年前に発表された、まさに「ザ・古典SF」といった雰囲気の作品です。怪奇幻想的な妖しい雰囲気もとても良かったです。個人的には全体的にちょっと訳文が固いかなあ、という印象でした。機会があれば、ハヤカワから出ている旧訳版と読み比べてみるのも面白いかもしれません。

  • maimai さん

    懐かしさのあまり手に取ったが、どうにも乗れず、読み終えるのに時間がかかった。スペース・オペラというよりは、「異次元」とか「並行して存在する世界」というような SF風味を少しだけふりかけた怪奇小説かな。その「怪奇」の部分の展開が今日の目で見ると凡庸なのに、その描写があまりに執拗で、ちょっと付き合っていられない感じになる。

  • ふみふみ さん

    ノースウェスト・スミスはスペオペ形式の幻想怪奇譚ですが、この新訳は直訳調で日本語の選び方や文章のリズムが悪く、作品の特徴である妖艶さと悦楽、恐怖感などの雰囲気を十分損ねています。はっきり言って本書はお勧めできませんね。電子リーダーをお持ちの方には電子書籍で読める仁賀克雄訳の方をどうぞ。もう全然違いますよ。

  • オイコラ さん

    謎めいた絶世の美女が現れて、異界に踏み込んでーーだいたいにしてその先に現れるのは「名状しがたいもの」「大いなるもの」といった感じなので、得体の知れない何かと闘ったりそういうものに抗ったり、という展開だし、女たちもそういう驚異の現し身か手先であるか、あるいは命を落としてしまうかで、時代とか掲載誌の傾向を感じる。「暗黒界の妖精」は、ラストで異界への入り口であるドアが閉まる音がした、というのがなんだか妙にコミカルな感じでちょっと印象が異なる。

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