CD 輸入盤

DGオリジナルズ・ボックス Vol.2(50CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4796018
組み枚数
:
50
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明


DGオリジナルズ・ボックス Vol.2(50CD)
オリジナル・ジャケット・コレクション


ドイツ・グラモフォンのシリーズ、「ORIGINALS」の人気アイテム中心に50枚組キューブ型にまとめたお買得ボックス第2弾。収録内容は、交響曲からオペラまでバランス良く選び出されています。
 それぞれのディスクは「ORIGINALS」と同じデザインの紙ジャケットに収納され、使い勝手の良いものとなっています。112ページのブックレットが付属します(歌詞・対訳は付いていません)。初回生産のみの完全限定盤です。

【リマスターについて】
シリーズで一貫して採用されているリマスター方式「OIBP(オリジナル・イメージ=ビット・プロセッシング)」は、オリジナル・アナログ・マスターテープからの録音データに基づき、経年劣化などにも配慮、丁寧にバランスなどを調整し、マスター本来の情報を鮮明に再現することを目指したものです。(HMV)

【収録情報】

Disc1
● バッハ:トッカータとフーガ ニ短調BWV565
● バッハ:トリオ ソナタ第1番変ホ長調BWV525
● バッハ:パルティータ《ようこそ、慈悲あつきイエスよ》BWV768
● バッハ:プレリュードとフーガ変ホ長調BWV552
● バッハ:6つのコラール(シューブラー コラール) - 《目覚めよ!とわれらに呼ばわる物見らの声》BWV645
● バッハ:6つのコラール(シューブラー コラール) - 《われいずこにか逃れゆくべき》BWV646
● バッハ:6つのコラール(シューブラー コラール) - 《尊き御神の統べしらすままにまつろい》BWV647
● バッハ:6つのコラール(シューブラー コラール) - 《わが心主をあがめ》BWV648
● バッハ:6つのコラール(シューブラー コラール) - 《われらと共に留まりたまえ》BWV649
● バッハ:6つのコラール(シューブラー コラール) - 《イエスよ、いまぞ汝御空より降り来りて》BWV650

 ヘルムート・ヴァルヒャ(オルガン)

 録音:1956年 1962年

Disc2-3
● バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全曲)BWV.1001-1006

 ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)

 録音:1973年

ロシア出身の名ヴァイオリニスト、ミルシテイン2度目の『無伴奏』全曲録音。20世紀に活躍したヴァイオリニストの中でも指折りのテクニシャンとして知られたミルシテインですが、ここでは端正な表現からにじみ出る清新な詩情、あくまで落ち着いた身振りの中にも感じられる厳しく気高い姿勢など、この作品が求める美と精神性をもっともバランス良く実現した名盤として高い評価を受けています。

Disc4
● バルトーク:ピアノ協奏曲第1番Sz.83
● バルトーク:ピアノ協奏曲第2番Sz.95
● バルトーク:ピアノ協奏曲第3番Sz.119

 ゲザ・アンダ(ピアノ)
 ベルリン放送交響楽団
 フェレンツ・フリッチャイ(指揮)

 録音:1960年 1959年

これらの作品の代表的録音として長く高い評価を得てきたハンガリー人コンビによるアルバム。第1番はごつごつと、第2番は過激に、第3番は美しく表現された性格付けのはっきりした演奏。

Disc5
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調op.15
● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調op.37

 アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
 ウィーン交響楽団
 カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)

 録音:1979年

Disc6-7
● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番イ長調 op.101
● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 op.106『ハンマークラヴィーア』
● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 op.109
● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 op.110
● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 op.111

 マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)

 録音:1975-77年

1975年6月、33歳で録音したベートーヴェン第1作がいきなり後期ソナタということで話題ともなった第30番・第31番は、ミュンヘンのヘルクレスザールで録音されたものでした。続いて一年半後の1977年1月にウィーンのムジークフェラインザールで、同じく後期の第29番『ハンマークラヴィア』と、第28番・第32番を録音、以上計3枚のLPアルバムは、集中力の高い研ぎ澄まされた演奏により圧倒的な高評価を獲得、世界を驚かせました。なお、これら5曲の録音は、CD初期の1986年に2枚組アルバムとしてCD化され、CDのメリットでもあるピアノの減衰音の自然さを証明する優秀録音盤としても話題を提供していました。

Disc8
● ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61

 ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 オイゲン・ヨッフム(指揮)

 録音時期:1962年

● モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219

 ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn&指揮)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 録音時期:1967年

Disc9
● ベルク:室内協奏曲
● ストラヴィンスキー:8つの小品
● ストラヴィンスキー:ダンバートン・オークス
● ストラヴィンスキー:8つの器楽小品
● ストラヴィンスキー:エボニー・コンチェルト

 ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)
 ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
 ミシェル・アリニョン(クラリネット)
 アンサンブル・アンテルコンタンポラン
 ピエール・ブーレーズ(指揮)

 録音:1977年 1980年 1981年

Disc10
● ベルリオーズ:幻想交響曲
● ケルビーニ:『アナクレオン』序曲
● オベール:『ボルティチの娘』序曲

 ラムルー管弦楽団
 イーゴリ・マルケヴィッチ(指揮)

 録音:1961年

マルケヴィチの代表作として有名な幻想交響曲は、ステレオ録音ということもあって、大胆な表現手法がよくわかるものとなっています。

Disc11
● ブラームス:ハンガリー舞曲第5番ト短調
● ブラームス:ハンガリー舞曲第6番ニ長調
● ブラームス:ハンガリー舞曲第17番嬰へ短調
● ブラームス:ハンガリー舞曲第3番へ長調
● ブラームス:ハンガリー舞曲第1番ト短調
● ブラームス:ハンガリー舞曲第20番ホ短調
● ブラームス:ハンガリー舞曲第19番ロ短調
● ブラームス:ハンガリー舞曲第18番ニ長調
● ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1番ハ長調 Op.46-1
● ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第10番ホ短調 Op.72-1
● ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第3番変イ長調 Op.46-3
● ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第16番変イ長調 Op.72-8
● ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第7番ハ短調 Op.46-7
● ドヴォルザーク:スケルツォ・カプリチオーソ Op.66

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音:1959年 1971年

Disc12-13
● ブラームス:交響曲第1番
● ブラームス:交響曲第3番
● ブラームス:交響曲第2番
● ブラームス:交響曲第4番

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 オイゲン・ヨッフム(指揮)

 録音:1951年 1953年

ヨッフムはナチスの台頭による指揮者の減少もあって、若い頃から重要なポストにつき、実演だけでなく、レコーディング面でも恵まれていましたが、決して政府におもねていたわけではなく、ヒンデミットやバルトークなど、当時の政府が禁じていた音楽も取り上げて気骨のあるところを見せてもいました。
 ここで聴ける演奏は、戦後、ベルリンの壁ができる前のベルリンで録音されており、フルトヴェングラーの影響も受けていたヨッフムならではの、ときに激しく盛り上がる劇的な要素も多いものとなっています。

Disc14
● ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25
● ブラームス:4つのバラードOp.10

 エミール・ギレリス(ピアノ)
 アマデウス四重奏団員

 録音:1970年 1975年

アマデウス四重奏団のドイツ=オーストリア作品には定評があり、ブラームスも得意としていた作曲家。強靭なタッチのギレリスと、ポルタメントやレガートが特に美しく、繊細で典雅なアマデウス四重奏団によるアンサンブルは互いの特徴を引き出した見事な演奏です。余白には76年録音のギレリスのソロによるバラード作品10を収録。

Disc15-16
● ブルックナー:ミサ曲第1番ニ短調
● ブルックナー:ミサ曲第2番ホ短調
● ブルックナー:ミサ曲第3番ヘ短調

 バイエルン放送交響楽団&合唱団
 オイゲン・ヨッフム(指揮)

 録音:1972年 1971年 1962年

カトリックの国オーストリアの作曲家で、教会オルガニストとして働いていたこともあるブルックナーは、宗教音楽も多数作曲。交響曲第2番にベネディクトゥス動機とキリエ動機が引用されていることでも知られるミサ曲第3番など、ブルックナーの宗教音楽は、交響曲ファンにとっても重要な作品が含まれる分野でもあります。
 ドイツの指揮者、オイゲン・ヨッフムは、交響曲全集を2度完成しているほか、単発録音も多数というブルックナーの権威。プロテスタントからカトリックに改宗したヨッフムは、ブルックナーのカトリックの宗教音楽についても熱心にとりあげ、多数の作品をレコーディングしてもいました。その演奏は、敬虔な美しさからゴツゴツした迫力あるフーガまで、大きなスケールでまとめあげた見事なもの。すべてステレオでのセッション録音のため音質も聴きやすく、伝統的にカトリックの強かった南ドイツの合唱団とオーケストラを中心とした高水準な演奏を細部まで味わうことができます。

Disc17
● ショパン:24の前奏曲 op.28
● ショパン:前奏曲嬰ハ短調 op.45
● ショパン:前奏曲変イ長調 (遺作)
● ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 op.35

 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)

 録音:1975年 1977年 1974年

アルゲリッチの輝かしく強靭なタッチによる情熱的な演奏。

Disc18
● ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調Op.10
● ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調M.35
● コダーイ:弦楽四重奏曲第2番Op.10

 メロス四重奏団

 録音:1979年 1969年

メロス四重奏団による優れた演奏として知られるドビュッシーとラヴェルの名演に、コダーイの弦楽四重奏曲第2番という珍しい音源を加えてリマスターしたアルバム。

 メロス四重奏団は、1965年に結成された、ドイツのクァルテット。シュトゥットガルト室内管弦楽団およびヴュルテンブルグ室内管弦楽団のコンサート・マスターと首席奏者たちによって結成され、1966年ジュネーブ国際コンクールで優勝、さらに同年リオデジャネイロで開催されたヴィラ=ロボス弦楽四重奏コンクールにも入賞し、結成まもなく国際的な名声を確立しました。

 メロスという名前は、ラテン語の『歌』『音楽』『旋律』の意味と、メンバーのメルヒャー(Melcher)とフォス(Voss)兄弟の名前に由来しているといいます。

 レコーディングも数多く、ドイツ・グラモフォンなどからベートーヴェン、シューマン、ブラームスの弦楽四重奏全曲集をはじめ、モーツァルト、シューベルト、ブルックナー、ヤナーチェク、メンデルスゾーン、ラヴェル、ドビュッシーなどのアルバムを続々とリリース、レコード・アカデミー賞などの名だたるレコード賞を受賞しています。


Disc19
● ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95『新世界より』
● スメタナ:交響詩『モルダウ』
● リスト:交響詩『前奏曲』

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ベルリン放送交響楽団(3)
 フェレンツ・フリッチャイ(指揮)

 録音:1959年 1960年

フリッチャイは1957年に白血病になり、胃と腸の大手術を受けるなどして1年間療養したうえで現場復帰していますが、病状の悪化により、1961年12月に指揮活動を中断し、治療に専念するものの、1963年2月に48歳の若さで亡くなっています。
 そのため、フリッチャイの遺した録音は白血病前と後で大きく芸風が異なっているのが特徴で、エネルギッシュでシャープだった健康なときの演奏に対し、白血病発症以降は、まだ若いのに晩年のような雰囲気さえ漂う独特なものとなり、その陰影を大切にしたスタイルには深い魅力が備わっていることが多かったようです。

Disc20
● ファリャ:バレエ『恋は魔術師』
● ファリャ:バレエ『三角帽子』より
● ストラヴィンスキー:組曲『火の鳥』(1919年版)

 ベルリン放送交響楽団
 ロリン・マゼール(指揮)

 録音:1965年 1957年

ファリャとストラヴィンスキーは、マゼールが若き日にベルリン放送交響楽団と録音した躍動感に溢れた演奏。オーケストラの色彩的な扱いに、すでに熟練さえ感じさせられる名盤。

Disc21-22
● ハイドン:オラトリオ『天地創造』全曲

 グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)
 クリスタ・ルートヴィヒ(アルト)
 フリッツ・ヴンダーリッヒ(テノール)
 ヴェルナー・クレン(テノール)
 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
 ヴァルター・ベリー(バス)
 ウィーン楽友協会合唱団
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音:1966-1969年

Disc23
● オネゲル:交響曲第2番
● オネゲル:交響曲第3番
● ストラヴィンスキー:バーゼル協奏曲

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音:1969年

珍しいカラヤンのオネゲル。

Disc24
● ヤナーチェク:グラゴル・ミサ
 イヴリン・リアー(ソプラノ)
 ヒルデ・レッスル=マイダン(アルト)
 エルンスト・ヘフリガー(テノール)
 フランツ・クラス(バス)
 バイエルン放送交響楽団&合唱団
 ラファエル・クーベリック(指揮)

 録音:1964年

● ヤナーチェク:消えた男の日記(ドイツ語歌唱)
 エルンスト・ヘフリガー(テノール)
 ケイ・グリフェル(アルト)
 女声合唱
 ラファエル・クーベリック(ピアノ)

 録音:1963年

Disc25
● リスト:ファウスト交響曲

 ケネス・リーゲル(テノール)
 タングルウッド音楽祭合唱団
 ボストン交響楽団
 レナード・バーンスタイン(指揮)

 録音:1976年

バーンスタインのドイツ・グラモフォン・デビュー盤。理想主義者で探究心旺盛な知的人間が、超人的な知識と引き換えに悪魔に魂を売るという物語である「ファウスト」。リストは「ファウスト交響曲」の正式な題名を「3人の人物を描いたファウスト交響曲」としており、各楽章にはゲーテの詩劇に基づいたファウスト、グレートヒェン、メフィストフェレスという登場人物の名前が付けられています。

Disc26-27
● マーラー:交響曲第6番イ短調
● マーラー:亡き子をしのぶ歌
● マーラー:リュッケルトの詩による5つの歌

 クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音:1977年 1974年

ゴージャスな音響による美麗をきわめたマーラー演奏です。

Disc28
● モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番ヘ長調K.459

 クララ・ハスキル(ピアノ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 フェレンツ・フリッチャイ

● モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595

 クララ・ハスキル(ピアノ)
 バイエルン放送交響楽団
 フェレンツ・フリッチャイ(指揮)

 録音:1955年 1957年

● モーツァルト:ピアノ・ソナタ第2番ヘ長調K.280

 クララ・ハスキル(ピアノ)

 録音:1960年

Disc29-31
● モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』K.492(全曲)
 ヘルマン・プライ(フィガロ)
 エディト・マティス(スザンナ)
 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(アルマヴィーヴァ伯爵)
 グンドゥラ・ヤノヴィッツ(伯爵夫人)
 タティアナ・トロヤノス(ケルビーノ)他
 ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団
 カール・ベーム(指揮)

 録音:1968年

洒脱なプライ、巧緻なフィッシャー=ディースカウ、透明かつ気品あふれるヤノヴィッツ、素朴さと機転の早さを兼ね備えたマティス等々、名歌手たちが繰り広げる見事な歌。素晴らしいフィガロです。

Disc32
● プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第5番ト長調Op.55

 スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
 ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
 ヴィトールド・ロヴィツキ(指揮)

 録音:1959年

● プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調Op.84『戦争ソナタ』
● プロコフィエフ:束の間の幻影Op.22から第3番
● プロコフィエフ:束の間の幻影Op.22から第6番
● プロコフィエフ:束の間の幻影Op.22から第9番

 スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)

 録音:1961年 1962年

Disc33
● レスピーギ:交響詩『ローマの噴水』
● レスピーギ:交響詩『ローマの松』
● レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲
● レスピーギ:ボッケリーニ:小五重奏曲『マドリードの夜警隊の行進』
● レスピーギ:アルビノーニ:弦楽とオルガンのためのアダージョ

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音:1978年 1969年

オーケストラ演奏の極限を追求したカラヤンならではの演奏がここに凝縮しています。しなやかさと迫力を併せ持ったレスピーギの名演です。

Disc34
● R=コルサコフ:シェエラザードOp.35
● チャイコフスキー:イタリア奇想曲Op.45
● チャイコフスキー:序曲『1812年』

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音:1967年 1966年

意外にもカラヤン唯一の録音となったこの『シェエラザード』の演奏は、「音の絵巻物」のドラマ性を巧みな演出で見事に描き出した重厚華麗な名演。

Disc35
● サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調Op.78『オルガン付』

 シカゴ交響楽団
 ダニエル・バレンボイム(指揮)

 録音:1975年

● サン=サーンス:歌劇『サムソンとダリラ』よりバッカナール
● サン=サーンス:オラトリオ『ノアの洪水』より前奏曲
● サン=サーンス:交響詩『死の舞踏』Op.40

 パリ管弦楽団
 ダニエル・バレンボイム(指揮)

 録音:1978年 1980年

『オルガン付き』は、当時まだ33歳だったバレンボイムの果敢な表現意欲に驚かされる演奏。清浄なアダージョ部分にさえ張り詰めた気迫を感じさせるアプローチは常に緊張感にあふれ、それだけに終楽章で一気に解放される爆発的な高揚が比類がなく、シャルトル大聖堂で別収録されたオルガンの荘厳なサウンドと相まって輝かしい効果を上げています。シカゴ響の強大なパワーには心底驚かされますが、背景にあるのはやはり当時のバレンボイムならではの劇的なものや壮大なものへの希求の強さにあるとみるべきでしょう。そういえばバレンボイムは、同じ頃にパリ管を指揮したベルリオーズのレクイエム(廃盤)でも壮大なフォルムの中に恐るべきエネルギーを感じさせる凄みのある演奏を録音していましたし、幻想交響曲(廃盤)でも、後年の2度の再録音とは別人のようなグロテスクな迫力を秘めた聴きごたえある音楽を聴かせていたものです。組み合わせは、人気曲『バッカナール』と、『ノアの洪水』の前奏曲、『死の舞踏』というもので、こちらはパリ管の色彩豊かな響きが楽しめる内容となっています。

Disc36
● シェーンベルク:浄夜 Op.4(弦楽合奏版1943)
● シェーンベルク:ペレアスとメリザンドOp.5

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

録音:1973年 1974年

シェーンベルクが書いた最も編成の大きなオーケストラのための作品『ペレアスとメリザンド』におけるカラヤン演奏は豊かでセンシティブなバランスをそなえ、『浄夜』では大きな深みと響きのゆたかさを楽しめる、見事な演奏。

Disc37
● シューベルト:交響曲第9番ハ長調D.944『グレート』
● ハイドン:交響曲第88番ト長調

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

 録音:1951年

1951年、イエス・キリスト教会におけるスタジオ録音。シューマンが「天国的な長さ」と評した燃えるようなシューベルトの『グレート』とハイドンの『V字』のカップリング。

Disc38
● シューベルト:さすらい人幻想曲 ハ長調 D.760
● シューマン:幻想曲 ハ長調Op.17

 マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)

 録音:1973年

ポリーニ初期の定評ある録音。シューベルト、シューマンともにまったくスキの無い完璧な演奏を聴かせています。

Disc39
● シューベルト:さすらい人の夜の歌1 D.224
● シューベルト:さすらい人の夜の歌2 D.768
● シューベルト:ガニュメートD.544
● シューベルト:狩人の夕べの歌D.368
● シューベルト:馭者クロノスにD.369
● シューベルト:海の静寂D.216
● シューベルト:プロメテウスD.674
● シューベルト:竪琴弾き第1 D.478
● シューベルト:竪琴弾き第3 D.480
● シューベルト:竪琴弾き第2 D.479
● シューベルト:月に寄せてD.296
● シューベルト:湖上にてD.543
● シューベルト:最初の喪失D.226
● シューベルト:ミューズの子D.764

 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
 イェルク・デムス(ピアノ)

 録音:1959年

● シューベルト:憩いのない愛D.138
● シューベルト:恋人の近くD.162
● シューベルト:野薔薇D.257
● シューベルト:悲しみの喜びD.260
● シューベルト:魔王D.328
● シューベルト:トゥーレの王様D.367
● シューベルト:ひめごとD.719
● シューベルト:人間の限界D.716
● シューベルト:川辺にてD.766
● シューベルト:逢う瀬と別れD.767

 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
 ジェラルド・ムーア(ピアノ)

 録音:1966-1967年

Disc40
● シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54

 スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
 ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
 ヴィトルド・ロヴィツキ(指揮)

 録音:1958年

● シューマン:序奏とアレグロ・アパッショナートOp. 92

 スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
 ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
 スタニスラフ・ヴィスロツキ(指揮)

 録音:1959年

● シューマン:ノヴェレッテ ヘ長調 Op.21-1
● シューマン:トッカータ ハ長調Op.7
● シューマン:森の情景 Op.82

 スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)

 録音:1959年 1956年

Disc41
● シューマン:詩人の恋Op.48
● ベートーヴェン:君を愛す
● ベートーヴェン:アデライーデ
● ベートーヴェン:諦め
● ベートーヴェン:くちづけ
● シューベルト:シルヴィアに
● シューベルト:双子座の星に寄せる舟人の歌
● シューベルト:変貌自在な恋する男
● シューベルト:孤独な男
● シューベルト:夕映えの中で
● シューベルト:セレナーデ
● シューベルト:リュートに寄せて
● シューベルト:ミューズの子
● シューベルト:音楽に寄せて

 フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)
 フーベルト・ギーゼン(ピアノ)

 録音:1965年 1966年

Disc42
● シベリウス:交響詩『フィンランディア』Op.26
● シベリウス:悲しきワルツ Op.44-1
● シベリウス:トゥオネラの白鳥 Op.22-2
● シベリウス:祝祭 Op.25-3(組曲『歴史的情景』から)
● シベリウス:カレリア組曲Op.11
● シベリウス:交響詩『タピオラ』Op.112

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・ロスバウト(指揮)

 録音:1954年 1957年

Disc43
● ストラヴィンスキー:『ペトルーシュカ』からの三楽章
● プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調Op.83
● ウェーベルン:ピアノのための変奏曲Op.27
● ブーレーズ:ピアノ・ソナタ第2番

 マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)

 録音:1971年 1976年

ドイツ・グラモフォン専属契約後の初レコーディングとなったプロコフィエフ&ストラヴィンスキーの衝撃力が、リマスターでいっそう強化されたアルバム。組み合わせには、難曲中の難曲を鮮やかに弾ききって世間を仰天させたブーレーズとヴェーベルンが配され、1枚で二十世紀作品の多彩な音響をたっぷり味わえる内容となっています。
Disc44-45
● チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36

 レニングラード・フィルハーモニー
 クルト・ザンデルリンク(指揮)

 録音:1956年

● チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
● チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74

 レニングラード・フィルハーモニー
 エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)

 録音:1956年

1956年、第1回ヨーロッパ公演のさいにウィーンでおこなわれたレコーディング。第5番と第6番のムラヴィンスキーが特に強烈です。有名なステレオ再録音盤を凌ぐほどの力感と緊張感はみごとというほかなく、オーケストラの卓越した合奏能力が、透明度高くソリッドな音響をつくりあげるサマは、このコンビの全盛期の姿を見せつけてまさに圧巻。
 ザンデルリング指揮する第4番もディスク大賞受賞の名盤で、深く濃厚な情感表出、雄渾なダイナミズムに魅せられます。新方式リマスター(OIBP)も大成功で、モノラルながら解像度高い録音によって演奏のディテールの凄みまで十分に伝わってきます。
Disc46
● ヴェルディ:『ナブッコ』より『祭りの飾りを』
● ヴェルディ:『ナブッコ』より『行け、わが思いよ、金色の翼に乗って(ヘブライの捕虜たちの合唱)』
● ヴェルディ:『トロヴァトーレ』より『朝の光がさしてきた(アンヴィル・コーラス)』
● ヴェルディ:『オテロ』より『喜びの炎よ(火の合唱)』
● ヴェルディ:『エルナーニ』より『いま一度目覚めるのだ、カスティーリアの獅子よ(謀反人達の合唱)』
● ヴェルディ:『アイーダ』より『エジプトとイジスの神に栄光あれ(凱旋の合唱)』
● ヴェルディ:『アイーダ』より『遠の母であり』
● ヴェルディ:『マクベス』より『ここで何をしていたのだい?いってごらん!(魔女の合唱)』
● ヴェルディ:『マクベス』より『行ってしまった!(魔女の合唱)』
● ヴェルディ:『マクベス』より『しいたげられた祖国(スコットランド亡命者の合唱)』
● ヴェルディ:『十字軍のロンバルディア人』より『エルサレムへ!エルサレムへ!(行軍の合唱)』
● ヴェルディ:『十字軍のロンバルディア人』より『おお主よ、ふるさとの家を(十字軍兵士と巡礼の合唱)』
● ヴェルディ:『ドン・カルロ』より『ここに明けた、輝かしき喜びの日が』
● ヴェルディ:『仮面舞踏会』より『美しく安らかな夢路』
● ヴェルディ:『シモン・ボッカネグラ』よりプロローグ『マリア! マリア!』
● ヴェルディ:『レクイエム』より『怒りの日』『この世の墓の上に』『聖なるかな』

 ミラノ・スカラ座合唱団&管弦楽団
 クラウディオ・アバド(指揮)

 録音:1974-1981年

Disc47-48
● ヴェルディ:歌劇『リゴレット』全曲

 イレアナ・コトルバス(ソプラノ)
 エレナ・オブラスツォワ(メゾ・ソプラノ)
 プラシド・ドミンゴ(テノール)
 ピエロ・カプチッリ(バリトン)他
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ウィーン国立歌劇場合唱団
 カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)

 録音:1979年

ドラマ的側面を徹底追及したジュリーニならではの指揮ぶりと、劇的歌唱で迫る全盛期のカプッチッリに、何とも可憐な声質が美しいコトルバシュ、マントヴァ公にふさわしい声の演技を聴かせるドミンゴと、役者も揃い、多彩な色合いを縦横に駆使するVPOと絶妙に絡み合います。
Disc49-50
● ウェーバー:歌劇『魔弾の射手』全曲

 ペーター・シュライアー(テノール)
 テオ・アダム(バス)
 グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)
 ベルント・ヴァイクル(バリトン)
 ジークフリート・フォーゲル(バス)
 エディト・マティス(ソプラノ)他
 シュターツカペレ・ドレスデン
 カルロス・クライバー(指揮)

 録音:1973年

許光俊氏が「もし1枚だけというのなら、私はウェーバー「魔弾の射手」を選ぶ。素直に「ああ、すごい」と溜息をつかせるような演奏だ。序曲を聴いただけで、弱音の暗さ、緊張感、ホルンの牧歌的のどかさ、悲痛な弦の歌、膨れあがるような迫力・・・密度の高さにうならされる。」と絶賛するクライバーの傑作。  カルロス・クライバーはこれがテビュー盤で、発売当時の批評でも、「文字通りオペラティックとしか言いようがない劇場的魅力」などと早くもその才能を絶賛されていましたが、実際、レントラーなど、通常の演奏とのあまりの違いっぷり、大胆すぎるほどの鮮やかさにド肝を抜かれた方も多かったことでしょう

収録曲   

ディスク   1

  • 01. 1 BACH Organ Works Walcha

ディスク   2

  • 01. 2 BACH Sonatas & Partitas for Solo Violin Milstein

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ユーザーレビュー

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かなりがダブっていますが値段が劇的に安か...

投稿日:2017/08/11 (金)

かなりがダブっていますが値段が劇的に安かったので、ベームの魔笛、クライバーの魔弾の射手、ジュリーニのリゴレット、カラヤンの天地創造、ヴァンダーリッヒの歌曲集など、まだ持っていない声楽中心のディスクを目当てに買うことを決めました。これだけ手に入れば5800円でもいいかなって感じです。演奏は、まだ昨日注文したばかりで商品が届いていないのでわかりませんが、期待は大です。

johnbach さん | 東京都 | 不明

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カラヤン指揮のハイドン「天地創造」のCDが...

投稿日:2016/08/24 (水)

カラヤン指揮のハイドン「天地創造」のCDが欲しくて勢い本BOXを購入した。と言うのも、同曲を含むカラヤンのオペラ専用CD BOXを注文しても、「入荷未定」のメールが繰り返されるだけで一向に入荷しなかったからだ。同曲は小生が大学受験勉強中(ほぼ50年前)LPがすり減るくらいに聞き込んだものだ。亡き父もこの曲が好きで、この曲がかかると、小生の勉強部屋に入ってきてよく聴いていたものだ。このBOXの中でもう一つ注目したのはフレッチャイ指揮バルトークのピアノコンチェルト全集(No1~3)。録音状態も申し分なく本当に素晴らしい。良いことばかりではない。歴史的名演?のMONO録音も少し含まれているのでコレクターは大満足かもしれぬがオーディオリスナーにとっては少しつらい内容かもしれぬ。またステレオ録音ではあるが、バレンボイム指揮のサンサースの交響曲「オルガン付き」は期待外れであった。演奏ではない。録音が全くだめなのだ。パイプオルガンのパートは大聖堂での別収録と説明がある。オルガンの低音をミキシング時にブーストしまくって?バランスがかけたものとなっているのはいただけない。オルガンパートにバイオリンが重なる繊細な旋律部が歪んで再生される始末。演奏が良いのに「あ〜あ〜」の気分。これぞ最新技術でリマスターを待ちたいものだ。70Hzくらいでカットされる再生装置なら影響も少ないと思うが、サンサースのオルガン付き交響曲だ。だれがそんな装置で聴くだろうか?

室長鉄男 さん | 新潟県 | 不明

7

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