巨匠とマルガリータ 上 岩波文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003264829
ISBN 10 : 4003264827
フォーマット
出版社
発行年月
2015年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
443p;15

内容詳細

「それでは、どうしても悪魔は存在しないと言うのですか?」首は転がり、黒猫はしゃべり、ルーブル札が雨と降る。黄色い花を抱えた運命の女、ゴルゴタを焼く灼熱の太陽……春のモスクワを舞台にブルガーコフ(1891―1940)が描く、20世紀ロシア最大の奇想小説、物語のるつぼの底に待つのは何か?――「私につづけ、読者よ。」(全2冊)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    この小説はブルガーゴフによって、旧ソ連邦時代の1930年代に書かれている。ほぼ同世代のザミャーチンは硬質で機械的な物語世界を構築したが、こちらは幾分かコミカルで幻想文学風の趣きもある。もちろん、その背後には息詰まる官僚制社会が横たわっていることは言うまでもない。ただ、その明日の知れなさは、カフカのような根源的な不安ではなく、よりヒリヒリとした現実がすぐ裏側にあるという風だ。上巻を読む限りでは未だその世界像の全体はおろか、構想も明らかではないが「わたしにつづけ、読者よ!」との力強い言葉に導かれていざ下巻へ。

  • ケイ さん

    モスクワに降り立った悪魔。神を信じない男たちに対し、別れ際にこう言う「神を信じないのかい。キリストはいるよ」と。悪魔がいるなら、必ず神はいなくてはいけないさ、そらね、勿論。彼とお付きの者と邪悪な猫とで愉快な騒ぎを引き起こす。愉快なのは彼らにとってだけで、登場人物たちにとっては大変な迷惑でしかないのだけれど。でもどこか滑稽。このユーモアさはチェーホフでもみる気がする。作者は20世紀前半の人。ピラトのお話が興味深い。確かにピラトが死刑にしようとしたのではないのよね。さて、下巻の展開が楽しみ。

  • 扉のこちら側 さん

    2016年1083冊め。【244-1/G1000】ロシア最大の奇書と言われている作品らしい。1930年代のモスクワで悪魔らしきものが暴れまわるのだが、その辺りが当時の風刺。執筆当時はスターリン政権下で、著者が出版前に亡くなると妻は原稿を秘匿し、死後26年経ってようやく日の目を見たとのこと。悪魔が出てくる幻想小説という期待をよそに「精神病院」なのか。そうか。下巻へ。

  • HANA さん

    いやはや兎に角面白い。1930年代のモスクワを舞台に悪魔が大暴れ、関わった人は首が飛んだり、精神病院行きになったり。それでも深刻な感じを受けないのは、悪魔が完全にトリックスターになっていて、その現れる所現れる所が全て祝祭空間になってるからかなあ。劇場で大暴れするシーンなんか特にそれが顕著だし。登場人物は大概碌な目にあっていないのだが、それでもコミカルで全編を奇妙な明るさが覆っているのも面白い。ポンス・ピラトの物語とマルガリータと巨匠の恋を暗示させながら上巻を読了。作者に続いて我々も下巻へ続け。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    『悪魔物語、運命の卵』、『犬の心臓』など当時のソビエト社会をグロテスクで滑稽に風刺した小説を描いたブルガーコフの作品だから面白くないわけないじゃない!!ロシア社会に適合していた人々がモスクワの「悪魔」に出逢ったことによって狂乱に陥ってしまう様を描く。時々、挟まれる挿話も面白い!ゴルゴダの丘で磔刑に処されたキリストの卑近さや彼を殺害することで特別になりたかったマタイなど、真面目な人が聞いたら憤激しちゃうような話ばかりだもの。でもそれがソビエト社会そのものを笑い飛ばしているという意味になるから凄いです。

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