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アフガン・対テロ戦争の研究

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000220903
ISBN 10 : 400022090X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

タリバン政権崩壊から15年―内戦の瀬戸際に至ったのは何故か?隣国パキスタンとアフガニスタンとの関係を解き明かしながら、対テロ戦争をめぐる誤算、地域の今後を丹念に分析する。

目次 : 第1部 アフガン・対テロ戦争の開始/ 第2部 オサマ・ビンラディンとアルカイーダ/ 第3部 パキスタンとアフガニスタン/ 第4部 タリバンの出現と復活/ 第5部 破綻国家化するパキスタン/ 第6部 危機の中のアフガニスタン

【著者紹介】
多谷千香子 : 1946年生まれ。1969年東京大学教養学部国際関係論専攻卒業。東京地検検事、法務省刑事局付検事、外務省国連局付検事、旧ユーゴ戦犯法廷判事、最高検察庁検事などを経て、法政大学法学部国際政治学科教授。専門は国際刑事法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ののまる

    いろんな疑問が氷解。アフガン、また内戦になってしまうのだろうか。それとも、新北部同盟が結成されるのか。タリバンとISのテロが、2018年に入っても多発しているし。。。トランプが去年の米軍撤退を翻して、増派すると言っているし、パキスタンは政情不安定だし。。。混迷しすぎて、もう解決策なんてないような。アフガン史上最悪と言われるいま、とりあえず治安だけは確保してくれるタリバンを歓迎する住民も多い。

  • coolflat

    なぜアメリカはアフガン・対テロ戦争に失敗したのか。なぜタリバンは復活したのか。なぜ現地住民にタリバンは支持されるのか。それらの根底にある、アフガニスタンの歴史(タリバンが台頭する土壌はどのように醸成されたのか)や、第一次〜第三次に至るインド・パキスタン戦争の流れ(カシミール問題とパキスタン分離独立、なぜパキスタンはインドに脅威を持つに至ったのか)、サウジアラビアとビンラディンの関係性(アルカイダ創設の背景)、パキスタンとタリバンの関係性(インド脅威論からパキスタンはタリバンを支援)から説き起こしている。

  • buuupuuu

    カブール陥落のニュースを見て借りてきた。2016年の本だが、書かれた時点で既にタリバンは勢力を盛り返していたという。戦争に彩られたアフガニスタンの歴史や、割拠する諸々の武装勢力や軍閥、それに著者がアフガニスタンに興味を持つきっかけになったという隣国パキスタンの情報機関ISIによる介入等、アフガニスタンの情勢が分厚く記述されている。米国は圧政を敷く支配者を排除すれば民主政治が実現すると考えていたかのようだが、際限のない戦争と政治の腐敗に倦み疲れていた民衆の多くは、まだマシな支配者であるタリバンを支持した。

  • 人生ゴルディアス

    どうやらパキスタンは複雑な事情があって国内にテロリストをおいているらしい、また、ISIが色々と取り仕切っているらしい、というようなことを最近ようやく理解し始めたところに、狙い済ましたかのようにすばらしい名著。アフガンの複雑な歴史過程を、パキスタンを中心に読み解いていく。また、パキスタンの複雑性はインドとの関係を抜きには語れず、印パの関係は英領インドからのことを抜きには語れぬ・・・ああ、歴史がここにある! しかもこの本、70歳のバーさんが書いているとは思えぬ確かな筆致。すごい。

  • にゅ

    とにかく複雑かつ固有名詞の多いこの分野。初心者キラーな専門書ばかりの中、本書は概要から入っており比較的読みやすい部類に思われる。一方で専門的な掘り下げもしっかりされており、特にパキスタンとアフガニスタンの関係についての記述は分かりやすく面白かった。パキスタンがアメリカとアフガニスタンどちらにも良い顔(ダブルゲーム)をしていた理由。パキスタン情報機関のISIが、アフガニスタンを対インド戦における協力国に仕立て上げる「戦略的深み政策」に拘っている(今も)理由。その辺りが詳しく解説されている。

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