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お話きかせてクリストフ 文研ブックランド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784580822122
ISBN 10 : 4580822129
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

クリストフは、中央アフリカのルワンダからイギリスへやってきた転校生。学校の生活にもなれて、少しずつ勉強もできるようになってきた。でも、本で物語を読むことだけは好きになれなかった。お話は、身ぶり手ぶりをつかって話すものだと思っていたから…。小学中級から。

【著者紹介】
ニキ・コーンウェル : イギリスのケンブリッジで書店を営む両親のもとに生まれる。高校卒業後、児童養護施設で働いたのち、大学に進学。ソーシャルワーカー、教師として働いたのち作家となる。現在はロンドンとフランスを行き来しながら創作活動をしている

渋谷弘子 : 東京教育大学文学部卒業。27年間群馬県の県立高校で英語を教えたのち翻訳を学ぶ

中山成子 : 茨城県生まれ。御茶の水美術専門学校卒業後、デザインの仕事を経てフリーのイラストレーターとして独立。雑誌や書籍のイラストを描くかたわら、ライフワークとして粘土の立体作品の制作にも取り組み、より自由な表現を追求している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ちぐ

    【小学3、4年生課題図書】ルワンダの内戦で難民となり、イギリスにやって来た少年クリストフ。クリストフは学校で自ら体験した内戦の話をみんなに話すことになる。話とは書くもんじゃない、口を使って話すものだと祖父から教えられていたクリストフ。お話は生きている、本なんかに閉じ込めちゃいけないという彼の気持ちと、クリストフの話を書き留めて、たくさんの人に読んでほしいと望む先生の気持ち、どちらも大切だと思う。「話を伝える」というテーマと共に、戦争について考えさせられる内容でした。

  • 活字の旅遊人

    異質なものを排除するイジメから、ルワンダ内戦、ジェノサイドまで。口承は、記録されるべきか?深い。クラスメイトにインド移民とか入っていたら話が膨らむなあ。

  • かもめ通信

    先日読んだ『行く、行った、行ってしまった』がとてもよかったので、もう少し難民問題を考えてみたいと思っていたところ、そういえば今キャンペーン中の文研出版さんにもこの問題を扱った本があったはず!と思い出したのがこの本。難民問題を正面から扱う児童文学だが、いじめのことや、口承文学のこと、文字で記録すること、本を読むということなど、様々な切り口からあれこれと考えるきっかけにもなりそうな物語だ。  

  • 二戸・カルピンチョ

    体験した事、伝えたい事をみんなに伝えるにはどうしたらいいか?8歳のクリストフは、「お話は書いたりしちゃいけない」「声や身ぶり手振りで伝える」と頑固です。「お話を閉じ込めたら(頭のなかに)絵が描けない」と思い込んでます。大好きなお爺ちゃんがそう言ってたから。だけど皆にクリストフのお話を伝えたい。ベッドで独り泣きながら答えを出します。「書き留めてもらう」事にしたのです。彼の話したい事とは、ルワンダの内戦の話です。

  • すんちゃん

    ルワンダの内紛からイギリスに逃れてきたクリストフ一家。クリストフは、自分の体を銃弾がかすめていった傷あとを友達に見せながら、ルワンダでの出来事を話して聞かせる。それをただ「お話」と表現するのはいかがなものか。子供達の反応を見ると、70年前に終わった戦争も現在他国で起こっている紛争も、単なる絵空事らしい。そうではないということをどうすれば伝えられるのか…難しい問題だ。

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