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経済政策を売り歩く人々 エコノミストのセンスとナンセンス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480092076
ISBN 10 : 4480092072
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

マスコミに華やかに登場する著名エコノミスト。彼らは、じつは間違いだらけの政策を売り込むプロモーターだった!?一世を風靡したマネタリズム、サプライ・サイド経済学、戦略的貿易論…。どれも経済学のプロが見れば破綻は一目瞭然なのに、時の政権が採用し、予想通りの結果を招いたのはなぜか。ノーベル経済学賞を受賞したスター経済学者が、「教授」の名にかけて、間違い理論の数々を斬る!政策決定の内幕を衝撃的に描きつつ、さまざまな理論についてわかりやすく解説した本書は、現代経済学の最良の入門書でもある。インチキ政策に騙されて道を誤らないために、必読の一冊。

目次 : マジシャンを求めて/ 第1部 保守派経済学の台頭(ケインズへの攻撃/ 税制、規制、経済成長/ サプライ・サイダー)/ 第2部 保守派政権(経済成長/ 所得分配/ 財政赤字/ 海外における保守主義の動向)/ 第3部 振り子は戻る(長期的にはケインズ経済学はまだ健在である/ QWERTY経済学/ 戦略的貿易論者/ 生産性と競争力)

【著者紹介】
ポールクルーグマン : 1953年生まれ。マサチューセッツ工科大学(MIT)でPh.D.を取得。イェール大学、MIT、スタンフォード大学などで教鞭をとる。現在プリンストン大学教授。82〜83年、大統領経済諮問委員会委員。IMF、世銀、EC委員会のエコノミストも務める。91年、40歳以下の最も優れた経済学者に贈られるジョン・ベーツ・クラーク賞を受賞、2008年、ノーベル経済学賞を受賞した。著書多数

伊藤隆敏 : 1950年生まれ。現在、東京大学教授。Ph.D.

北村行伸 : 1956年生まれ。現在、一橋大学教授。D.Phil.

妹尾美起 : 1964年生まれ。現在、フリー翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 紙魚

    8章のQWERTY経済学は面白いけど、なぜある産業がある地域で発展した理由が「歴史的経緯による」としか説明できないとしたら、もはや経済学は科学(あるいは物理学)ではいられなくなってしまうのではないか?

  • ドクターK(仮)

    1970年代以降、アメリカの経済政策をめぐって経済学者たちがどのような学説を生み出し、どのように政府へ働きかけていったのかを描いている。フリードマンをはじめとするマネタリストの台頭やレーガン政権の登場以後、アメリカの経済政策はいわゆる保守派一色に染め上げられていたと思い込んでいたが、本書を読むと新しいケインズ派などの左派が健闘していた時期があったというのは意外だった。また、第9章のQWERTY経済学の解説は、経済学者クルーグマンの面目躍如ともいえる内容であり、非常に勉強になった。

  • せみ

    ええっ生産性が上昇する理由もよくわからないし、(80年代アメリカで)所得格差が拡大した理由も実際のところあまりよくわからないし、「国際競争力」なんてのもスペシャル・ナンセンスなのかい。「ケインズ主義は現実には基本的に正しいっす」。というのは「不況時に起こることが全体として正しく捉えられているから」。さまざまな問題への対策はないわけではないし有効に機能するのもあるけど、問題が一気に解決する魔法の杖みたいのはないのですなあ。とはいえ「生産性が上がりまくれば全部解決する」のだが、上がる理由がわからないんじゃね。

  • クレストン

    ノーベル経済学賞受賞者で、国際貿易や経済地理学などの理論で著名な方によるアメリカの経済政策等に関する本。内容はタイトル通り経済政策に関した物で、アメリカの経済政策の歴史を振り返る。経済政策といえばという事でケインズから話が始まる。そこから大まかにマクロ経済理論の歴史が特に政治的右派左派の揺れ動きともに描かれる。学術書チックではあるのだが、かなりの毒舌もありエッセイ的様相も持ち合わせている。マクロ経済理論を深い理解の為と読むならば多くの気づきがあると思われます。

  • Toshiaki

    良くも悪くもクルーグマンらしい、大胆で辛辣な筆致が印象的である。戦後の米国における保守派経済学とケインジアンの攻防を描くとともに、レーガン政権以降に台頭した「政策プロモーター」の存在に警鐘を鳴らす。学問的な裏付けに乏しい「わかりやすい」経済政策に政治家が飛び付くという、本書で批判された構図には強い既視感を覚えた。

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