管楽器の音響学 管楽器はどのようにして鳴るのか

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784636108118
ISBN 10 : 4636108116
フォーマット
発行年月
2025年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
確実に帯が付いた状態での出荷、また初版など版のご指定はお約束しておりません。

内容詳細

管楽器を科学する!管楽器からどうやって音が鳴るの?その問いに科学的に答える!管楽器から音が鳴る仕組みについて理解するための「音響学」についてわかりやすく、かつ本格的に解説。楽器の中の物理現象は、理科や数学とつながっています。本書が楽器や音楽などの身近な現象を科学的に考えるきっかけになるでしょう。音響学のスペシャリストと楽器開発の技術者が、音が鳴る仕組みを完全解説!

目次 : 第1部 読み物編(パイプの中の音:管楽器の物理を理解するためのベース/ 減衰:管楽器の発音を左右する重要な物理現象/ 自励振動:管楽器から音が鳴る原理/ バルブの理論:木管と金管の違い/ エア・リード楽器/ 木管楽器の指孔/ テーパー管やベルの働き)/ 第2部 本編(振動と音に関する基礎理論/ 音波の減衰とそのメカニズム/ 自励振動/ リード木管楽器と金管楽器の発音メカニズム/ エア・リード楽器の発音メカニズム/ 木管楽器における指孔をめぐって/ ウェブスターのホーン方程式をめぐって)

【著者紹介】
有元慶太 : 2000年に九州芸術工科大学芸術工学部音響設計学科卒業。2002年に九州芸術工科大学博士前期課程情報伝達専攻修了。在学時は楽器音響学研究室でエアリード楽器を中心とした楽器の研究を行う。ヤマハ株式会社に入社後は信号処理・音楽情報処理に関する研究・開発を担当。2010〜2012年にポンペウ・ファブラ大学(スペイン)にヤマハ株式会社より派遣され、客員研究員として滞在。2017年からは楽器音響分野の研究・開発に従事。学生時代の専攻である楽器音響と、ヤマハ株式会社入社後に培った信号処理・音楽情報処理技術の組み合わせによる研究・開発を展開中

鰕原孝康 : 2010年に大阪大学理学部物理学科を卒業。2012年に九州大学芸術工学府芸術工学専攻修士課程を修了。研究テーマはホルンのハンド・ストッピング奏法における非線形性。同年、ヤマハ株式会社に入社。金管楽器の要素開発およびホルンの設計開発業務に従事。2020年より、教育楽器ならびに管楽器関連商品の戦略立案、商品企画業務に従事。現在に至る

〓川茂 : 1974年に名古屋大学理学部物理学科卒業。その後、九州芸術工科大学、玉川大学、東京工業大学でオルガンパイプの自励振動に関する研究を行う。1980年に防衛庁技術研究本部第5研究所勤務。ソナーおよび水中音響の研究を行う。1981年に日本音響学会佐藤論文賞受賞。1985年に工学博士(東京工業大学「オルガンパイプとその水中音源への応用に関する研究」)。1988年に米国海軍士官学校(US.Naval Academy)理学部客員研究教授として半年間赴任。2015年に九州大学大学院芸術工学研究院音響部門教授を定年退職し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Weapon さん

    図書館で借りて前半斜め読み。 図解でわかりやすくしようとはしてるけど、読み物編でも十分難しい。初歩的な内容から触れてはいるけど、入門者が手に取るには難しすぎると思った。

  • Go Extreme さん

    減衰と管楽器の発音: 摩擦・放射減衰 管楽器の音響 管の太さと音質: 共鳴 特性インピーダンス 低音域 管内の音圧と共鳴: 音圧変動 共鳴周波数 定在波 高音域の影響 演奏者技術と楽器設計: エネルギー供給 奏者の影響 放射端のサイズ 楽器設計 演奏のしやすさ 金管楽器の特徴: 高音域の発音 ベルの形状 共鳴調整 音質への影響 フィードバック: 流体駆動振動 声帯振動 流体力学 音響的な特性と演奏技術: 音響的流れ 音質改善 演奏技術 演奏効果 研究と実験の必要性: 音楽と物理学 技術革新 理論と実験

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