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古事記 現代語訳付き 角川文庫 角川ソフィア文庫 新版

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044001049
ISBN 10 : 4044001049
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

8世紀の初め、古代国家形成途上にあった大和朝廷が編纂した、天地創成から推古天皇に至るまでの、神々につながる天皇家の系譜と王権の由来書。人間的で叙情豊かな多くの歌謡と伝承は、口誦時代の古代の風俗を色濃く伝えている。より原本に近づけるために厳密な史料研究の成果を盛り込み、歴史・民俗・文学などの諸方面からの要求に応える、文庫として望みうる最高の内容をほこる。便利な歌謡各句索引・主要語句索引付き。

目次 : 上つ巻(序文/ 天地の創成/ 伊耶那岐神と伊耶那美神 ほか)/ 中つ巻(神武天皇/ 綏靖天皇/ 安寧天皇 ほか)/ 下つ巻(仁徳天皇/ 履中天皇/ 反正天皇 ほか)

【著者紹介】
中村啓信 : 1929年山梨県生まれ。國學院大學大学院博士課程修了。上代文学専攻。文学博士。國學院大學名誉教授。もと、古事記学会代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    特に歌の部分は、現代語の方が意味が掴みやすいので有難いです。八百万の神々の誕生と活躍は上巻に濃縮されていたのね。神器が山、海、空が分たれた時に生まれたというのが浪漫があります。しかし、水蛭子や淡嶋はこの国に相応しい子ではないと見なしたり、妹の死の原因になった迦具土神を斬ったり、黄泉の国で変わり果てた妹にドン引きしたりする伊耶那岐には何度、読んでも首を捻らざるを得ない。『眉輪王』の元ネタとなった目弱王の変が記されていたり、中国古典への影響が言及されていたりするのも興味深かったです。

  • molysk

    日本最古の歴史書である、古事記。現代語訳の分量は文庫サイズで210ページ程度、阿刀田高の入門書は300ページ程度。要約しながらも原著より長いのは、簡潔な記述を補い、当時の知識を解説する必要があるため。自信がある人を除けば、無理せずに入門書の力を借りるのが妥当。一方、難しいことを考えずに、イザナギやイザナミ、アマテラスやスサノオ、ヤマトタケルらの活躍する場面を拾い読みするのもありと思う。古典への敷居をむやみに高くする必要はない。個人的には、雄略天皇を主人公とする池澤夏樹のワカタケルと古事記の対比を楽しんだ。

  • テツ

    まだ世界が胡乱だった頃、神々は人間以上に人間臭く争い合い愛し合いこの日本を形作っていった。今は各地の神社に在わす神々が力強く躍動していた時代。神様って人間の持ち得る全てを、肉体も精神も感情もそうしたもののスケールを馬鹿みたいにデカくした存在なんだよな。一神教の神様と違い本邦の神様たちは親しみやすい。古事記が初めての方でも現代語と注釈のおかげで読み易いと思うので、興味のある高校生くらいの子にも良いかも。

  • NORI

    地元図書館の電子書籍サービスを活用したいけれど、順番待ちでなかなか借りられない。待たずに読める本・・で、まさかの「古事記」。 久し振りに読むついでに、登場する"鳥"を採集してみた(歌中含む)。全部網羅できたかな? 『カラス、ヌエ(トラツグミ?)、キジ、ニワトリ、沖の水鳥、ミソサザイ、雁、サギ、カワセミ、ウ、アマツバメ、セキレイ、チドリ、シトド(ホオジロ?)、白鳥、シロチドリ、カイツブリ、ツル、ハト、ヒバリ、ハヤブサ、ウズラ、スズメ』 倭建命は、シロチドリになった。でも、違う鳥説もあるらしい。

  • ともブン

    大和朝廷が編纂した天皇の系譜由来書。ギリシャ神話よろしく神々の国造りから始まり(当時の)現天皇の由緒正しさを箔付けする内容となっている。読み物として楽しいのはイザナギイザナミやアマテラスオオミカミなどがでてくる上巻。有名どころのエピソードが多いが非常に短くあっさりしているので冒険活劇を期待すると肩透かしに。ところで天皇の御年が記載されているがご長寿が多く、特に雄略天皇124歳崩御とあり驚いたが毎年2歳ずつカウントするなどの説を聞いて納得。そちらに興味が湧いた。漢文・訓読・現代文を収録、幅広いニーズに対応。

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