Bonnie Raitt

Bonnie Raitt (ボニーレイット) プロフィール

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決して技巧的にうまいというシンガーではないが、ボニー・レイットの歌にはどこか人の心を惹きつけるものがある。その素朴な佇まいを感じさせるイナタい歌声が彼女の音楽性の中でも重要な位置を占める魅力となっている。またその一方で、彼女はスライド・ギターの名手として、世界中の、ブルース・ロック・ファンやギタリスト達からの敬愛を集めている。

ボニー・レイットは1949年11月8日、カリフォルニア州バーバンク生まれ。父親は著名なミュージカル・コメディのスターだったこともあり、幼少期のレイットはハリウッドとニュー・ヨークを往き来していたといわれ、またそうした音楽一家といえる環境の中の中で、彼女は早くからギターを手にしている。

8歳で初めてギターを手にしたレイットは、オデッタのようなフォーク・ミュージックを耳にしつつ、やがてブルースに熱中していくようになる。。ミシシッピ・ジョン・ハートサン・ハウスロバート・ジョンソンといったカントリーサイドの古いブルースマン、そしてジョン・ハモンドスパイダー・ジョン・コーナーウィリー・マーフィーといった白人ブルース・シンガーなどのレコードを聴き漁ったと言われている。

レイットが、のちにようやくプロとして歌うようになるのは、彼女がマサチューセッツ州にあるラドクリフ大学を中退した後のことだった。フィラデルフィアで歌い始め、次にケンブリッジのコーヒーハウスに出演するようになり、更にボストン、ニュー・ヨークのグリニッチ・ヴィレッジにも進出。そうこうするうちに彼女は60年代末には、西海岸カリフォルニアに辿り着く。そして、やがてワーナーと契約したレイットは、ジャクソン・ブラウンイーグルスらが幅を利かせたLAのフォーキーなシーンの一群として数え上げられるようになるが、当初から彼女の音楽的な基盤は、一貫して昔から好きだったブルースに根差したものだった。

彼女の初期の作品やライヴは、既に見事なスライド・プレイとアコースティック・ギター・プレイなどに彩られていたが、何よりもまず人々から賞賛を集めたのは、そのハスキーで官能的なヴォーカル・スタイルだった。一方で、レイットのギターの才能は、1979年にニューヨークはマジソン・スクエア・ガーデンで行われた「ノー・ニュークス」チャリティ・コンサートでも重要な部分を担ったことでも知られているが、それでも彼女のレコーディング・アーティストとしての地位を築き上げたのは、その名スライド・ギタリストぶりではなく、まずそのヴォーカリストとしての魅力であったことは否定の余地がない。

ワーナーから人気作を続々と発表していったボニー・レイットは、80年代後期にキャピトルに移籍。その後もコンスタントに作品をリリースし続けている。

これまでにボニー・レイットが発表したオリジナル・アルバムを順に並べると、 Bonnie Raitt (1971年), Give It Up (1972年), Takin' My Time (1973年), Streetlights (1974年), Homeplate (1975年), Sweet Forgiveness (1977年), The Glow (1979年), Green Light (1982年), Nine Lives (1986年), とここまでがワーナー時代で、このほか1990年にリリースされたワーナー時代のベスト盤 Collectionもある。以降現在まではキャピトル時代。Nick of Time (1989年), Luck Of The Draw (1991年), Longing In Their Hearts (1994年), Road Tested (1995年), Fundamental (1998年) 、Silver Lining(2002年)となる(2002年6月現在)。中でも1989年のNick of Time は彼女の人気をより広い範囲のリスナーにアピールした作品だった。彼女のブルース・ルーツと、その巧みなギター・プレイに焦点が絞られた同アルバムは遂にナンバーワンを獲得。おまけに同年のグラミー賞で、ボニー・レイットは4つもの賞をさらうことになったのだった。このことで彼女はポップ・フィールドのリスナーとブルースを愛好するシブい音楽ファンの両者を唸らせるに充分な存在となったのである。

冒頭でも触れたようなボニー・レイットのイナタいカッコ良さは、彼女の重要なルーツにブルースからの多大なる影響があるためだろう。技巧的に巧い、下手という以前に(実際下手ではないし)、南部的なブルース感覚や意識的なフォーク音楽にある、人に伝えるという歌本来の力を信じているシンガーだけが持てる良質の音楽性。その一方ではまた、卓越した技術に支えられたスライド・ギターの名手としての顔をも持つ。そんなある意味で無敵ともいえる魅力をもった彼女は、ブルースを独自に追求する女性アーティストとして、前人未到の領域で活動を行っているし、そのしなやかな活動姿勢から「女神」と言える存在となっているのだ。

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