ソングの哲学

Bob Dylan (ボブ・ディラン)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784000237468
ISBN 10 : 4000237462
フォーマット
出版社
発行年月
2023年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
A5変形判 / 350ページ

内容詳細

ディランが66の曲を選びポピュラー音楽の奥義を明かす。詞の世界に「きみ」を導く抒情的散文、社会や制度に切り込む精緻な楽曲分析、約150点の豊富な図版──突っ走る詩人/世界的な文学者による音楽批評の到達点。神秘的にして闊達自在、辛辣にして深遠。アメリカの内奥に分け入り、うたのなかに存在の意味、時の超越を透かし見る。

[目次]
デトロイト・シティ ── ボビー・ベア
パンプ・イット・アップ ── エルヴィス・コステロ
ウィズアウト・ア・ソング ── ペリー・コモ
この悪の園から連れ出してくれ ── ジミー・ウェイジズ
そこにグラスがある ── ウェブ・ピアス
放浪ジプシーのウィリーと俺 ── ビリー・ジョー・シェイヴァー
トゥッティ・フルッティ ── リトル・リチャード
マネー・ハニー ── エルヴィス・プレスリー
マイ・ジェネレーション ── ザ・フー
ジェシー・ジェイムズ ── ハリー・マクリントック
プア・リトル・フール ── リッキー・ネルソン
パンチョとレフティ ── ウィリー・ネルソン&マール・ハガード
ザ・プリテンダー ── ジャクソン・ブラウン
マック・ザ・ナイフ ── ボビー・ダーリン
ウィッフェンプーフ・ソング ── ビング・クロスビー
ユー・ドント・ノウ・ミー ── エディ・アーノルド
膨れ上がる混乱 ── テンプテーションズ
ポイズン・ラヴ ── ジョニーとジャック
ビヨンド・ザ・シー ── ボビー・ダーリン
オン・ザ・ロード・アゲン ── ウィリー・ネルソン1
二人の絆 ── ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツ
泣いた白いちぎれ雲 ── ジョニー・レイ
エル・パソ ── マーティ・ロビンズ
ネリー・ワズ・ア・レディー ── アルヴィン・ヤングブラッド・ハート
別れないのが安上がり ── ジョニー・テイラー
アイ・ガット・ア・ウーマン ── レイ・チャールズ
CIAマン ── ザ・ファッグス
君住む街角 ── ヴィック・ダモーン
トラッキン ── グレイトフル・デッド
ルビー,怒ったのか? ── オズボーン・ブラザーズ
オールド・バイオリン ── ジョニー・ペイチェック
ヴォラーレ ── ドメニコ・モドゥーニョ
ロンドン・コーリング ── ザ・クラッシュ
ユア・チーティン・ハート ── ハンク・ウィリアムズ with ドリフティング・カウボーイズ
ブルー・バイユー ── ロイ・オービソン
ミッドナイト・ライダー ── オールマン・ブラザーズ・バンド
ブルー・スエード・シューズ ── カール・パーキンス
マイ・プレイヤー ── ザ・プラターズ
ダーティ・ライフ・アンド・タイムズ ── ウォーレン・ジヴォン
もう痛まない ── ジョン・トルーデル
キー・トゥ・ザ・ハイウェイ ── リトル・ウォルター
みんな慈悲を叫び求める ── モーズ・アリソン
黒い戦争 ── エドウィン・スター
ビッグ・リバー ── ジョニー・キャッシュ&ザ・テネシー・トゥー
フィール・ソー・グッド ── ソニー・バージェス
ブルー・ムーン ── ディーン・マーティン
悲しきジプシー ── シェール
俺のフライパンはいつも料理と油だらけ── アンクル・デイヴ・メイコン
恋のゲーム ── トミー・エドワーズ
ある女 ── アーニー・ケイドー
俺はいつもイカレていた ── ウェイロン・ジェニングス
魔女のささやき ── イーグルス
ビッグ・ボス・マン ── ジミー・リード
のっぽのサリー ── リトル・リチャード
老いて迷惑なばかり ── チャーリー・プール
ブラック・マジック・ウーマン ── サンタナ
フバェニックスに着くころに ── ジミー・ウェッブ
家へおいでよ ── ローズマリー・クルーニー
銃は街に持っていかずに ── ジョニー・キャッシュ
降っても晴れても ── ジュディ・ガーランド
悲しき願い ── ニーナ・シモン
夜のストレンジャー ── フランク・シナトラ
ラスヴェガス万才 ── エルヴィス・プレスリー
サタデイ・ナイト・アット・ザ・ムーヴィーズ ── ザ・ドリフターズ
腰まで泥まみれ ── ピート・シーガー
どこなのか,いつなのか ── ディオン

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読書メーターレビュー

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  • ばんだねいっぺい さん

    この質感のそれはまさに「ソング」とカッコ付きであらわすよりない。一度、ディランになって、彼の耳で脳みそで音楽を感じてみたいものだ。一瞬でイメージの行列が出てくるのが凄い。

  • ゆうきなかもと さん

    すごい本だ!!ボブ・ディランの解説書かと思ったら、ディランが書いたモダンソングの解説集だった。ずっとその良さがいまいちわからなかったオレだけどこの本に関しては下を巻いてしまったよ。まぁ、今も彼の曲の良さはわからないんだけど。 例えばグレイトフル・デッドを「本質的にダンスバンドである」と分析し、詩を提供していたロバートハンターに「ケアルックからリルケに至る広範な影響」を読み取るなんて初めて見たね。他にもエルビス・コステロの押韻を説明するのにをビギーやジェイZを引き合いに出すなどなど。まさに博覧強記って感じ。

  • O-chami さん

    ノーベル文学賞受賞後初の著書は、多種多彩な66曲(自作曲はなし)を選び、ポピュラー音楽の奥義を明かします。其々の楽曲の作者や歌い手を絡め、その詞の世界を自らの物語に大きく変換して、新しい景色を読まされているように感じます。ディランらしい、一寸難解に思える分析ながら、なぜか惹き付けられる筆致。様々な図版も織り交ぜ、脳内で音楽が再生され、不思議な世界観を味わう事になります。BGMは、テンプテーションズで「膨れ上がる混乱」🎶〜イーグルスで「魔女のささやき」🎶〜ピート・シーガーで「腰まで泥まみれ」🎶🎶🎶

  • 愛理ちゃん88 さん

    魔女のささやき イーグルスで「その女陰はねずみ取りのように素早く噛み、相手の体に雌牛の糞をなすりつける」を読んだところでこの本は一筋縄ではいかないことがわかった。

  • まこちゃん さん

    ボブディランにより選曲された66曲のカントリー、ブルース、ロックの楽曲に関する解説・批評などを収めたもの。ウィットに富み、かつ、ちょっぴり毒気とユーモアをはらんだ文章がディランらしく楽しく読むことができました。併せて楽曲のイメージや解説を補足する写真やイラストも多数収められておりの視覚的にも楽しめる内容でした。楽曲のディランなりの解釈の他、時々見え隠れする政治や歴史に対するディランの考え方、映画への造詣など興味深い内容が諸所に散りばめられていて最後まで飽きさせません。

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Bob Dylan

米フォーク/ロックの巨人として誰もが認めるボブ・ディランの歌唱は実にユニークなもの。単に個性的というだけでは明らかに表現が足りないだろう。人間臭さや生きる佇まいそのものが現れている彼の歌声は、一度聴いたら忘れようにも忘れられないほどのインパクトを持って迫ってくるのだ。

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