Express

2007年の7月にデビュー・アルバム『Turntable Soul Music』をリリースし、iTunes「Editor’s Choice」で2007年のベスト10アルバムに選ばれるなど、多方面から賞賛され、UK音楽シーンにその名を響かせたベルルーシュ。独特の雰囲気をまとったクールなサウンドは、多くのミュージック・リスナーを獲得するとともに、＜Tru Thoughts＞の約10年の歴史の中でも、最も高い評価を集めるアーティストとして知られている。ブレイクビーツの手法を現代的なライトな感覚でアップデートさせ、初期ザ・シネマティック・オーケストラに代表されるクラブ・ジャズを自然体で通過し、ポーティスヘッドのフレイヴァーを何気なく嗅ぎ取る。更には、エイミー・ワインハウス、 ノラ・ジョーンズなどの空気感をあたかも初めから身にまとっていたような身軽さと卓越したバランス感覚。アルバム全体に渡って、折衷感覚とバランス感覚に優れた、聴き入りやすいキャッチーなサウンドが展開され、DJモデストの絶妙なターンテーブリズムがそれぞれの楽曲を他に類を見ない特別な作品へと昇華させている。シンプルなバンド編成を活かすため、音のレイヤーをやみくもに重ねないのが彼らのサウンドの特徴の1つ。そうすることで、楽曲のメロディやアイディアそのものの力強さがよりダイレクトに活かされている。人気アーティストの間でも既に話題となっており、ダディ・G（マッシヴ・アタック）、DJアンディ・スミス（ポーティスヘッド）、ノーマン・ジェイ（人気レア・グルーヴDJ）などを筆頭に、音楽シーンの第一線で活躍するアーティストたちからも絶賛されている。ヴォーカル（キャサリン・デボア）、ギター（リッキー・ファビュラス）、ターンテーブル（DJモデスト）というシンプルな基本構成は今作でも変わらないが、新作『The Express』は、前作で見られたブレイクビーツ / エレクトロニック / ソウル サウンドに、よりジャジーでブルージーなテイストが加わったことで、さらにグルーヴィーかつタフなモッド・クラブ・ミュージック仕上がった注目盤!!　　＜メーカーインフォより＞