母国スイスではスタジアム級の会場でもライブを行うスーパースター。
FIFAの授賞式やATPツアーのイベントなどにも呼ばれるほど欧州では知名度が高く、日本でもブルーノートでの初来日公演を皮切りに、サマソニ、東京ジャズといったフェスティバルにも名を連ねてきた。
今作は企画盤というより、日本オリジナルのベスト盤に近く、代表曲である I’D SING FOR YOUやLUCKYだけでなく、本来のアルバムタイトル曲TOMORROW MAY NOT BE BETTERにCOLORFUL HOSPITALなどライブでもお馴染みの曲で構成されている。
若いころは優秀なアイスホッケー選手だったというバスティアンだが、SSWとしての才能は、確実にそれ以上。ポップな曲から陰のある曲まで多彩に歌いこなし、シンプルなサウンドと優しい歌声でリスナーを心地よくさせてくれる。
TravisやColdplay,Snow Patrolの様な英国叙情系バンドが好きな人なら手に取って損はないはず。