本人の会話を挟みながら滋養あふれる演奏。ｼﾞｪｰﾑｽ・P・ｼﾞｮﾝｿﾝ〜ｴﾛｰﾙ・ｶﾞｰﾅｰ〜ﾓﾝｸ〜ﾊﾞﾄﾞ・ﾊﾟｳｴﾙとｼﾞｬｽﾞ・ﾋﾟｱﾉの本流を歩む最後の巨人。ｴｳﾞｧﾝｽが良くも悪くも異端であることがよくわかるｱﾙﾊﾞﾑ。

３人はいったい何という世界を表現しているんだろう。ハードバップ、ジャズ、を超えた音楽といえるほどの極まったライブ時間。そんな音の余韻が響くLineageの録音。最後に登場したギタリストには、あっ、と思わされた、ハッピーな曲。

非常にリラックスした、ゆったりしたライブパフォーマンス。”Round Midnight”ではRoni Ben-Hurのギターなど特別なムードがありますが、なんといっても、ラスト曲の　”7-4-3”　。何度聴いても、出だしのピアノ、メロディで感動が。 （アルバム ”Live from New York Voi.1” Lineage RecordsもJohn Webber、Leroy Williamsとのトリオですごい。）