Concertos, Sonatas for Wind Instruments : Bruggen(Rec, Fl)B.Haynes(Ob)18th Century O, etc (10CD)

Sony Classical Vivarte
ブリュッヘン／ＳＥＯＮ録音集（１０ＣＤ）

フランス・ブリュッヘンが30代から40代にかけてセオン・レーベルにレコーディングした音源から、ブロックフレーテとフラウト・トラヴェルソの演奏を集めたボックス。限定盤。

【Disc1】
ヴィヴァルディのフルート協奏曲集 Op.10ではオリジナル版を採用、ブリュッヘンの風格ある名技を各楽器のインタープレイが際だたせています。組み合わせは、ブリュッヘンの指揮、バロック・オーボエの名手ヘインズのソロによるマルチェッロとプラッティのオーボエ協奏曲。

【Disc2&3】
ヘンデルの木管のためのソナタ全集。ブリュッヘンたちは、研究成果を反映させながら古楽器による演奏に取り組んでいます。木管楽器のとろけるような柔らかい音色は、聴く者の心に優しく語りかけるかのようです。

【Disc4&5】
テレマンのメトーディッシェ・ゾナーテンは、装飾のための12の範例つきソナタ集といった意味合いの作品。この曲集は単なる教本ではなく、豊かな曲想に新たなニュアンスを付け加えるという魅力的な内容を持っています。
　「ブリュッヘン、ビルスマ、レオンハルト」「デ・フリース、メラー、アスペレン」「ステプナー、イェッペセン、ギボンズ」の３チームがそれぞれ４曲ずつ担当。当時の音楽家たちが奏でたであろう演奏スタイルに則り、趣味良く美しく再現しています。

【Disc6&7】
テレマンのトリオ・ソナタ集。ブロックフレーテまたはフラウト・トラヴェルソを用いた代表的な作品が収録されています。ディスカント・ガンバ（小型ヴィオール）をヴィーラント・クイケンが演奏しているのも珍しいところ。

【Disc8】
旋律美に溢れたコレッリのヴァイオリン・ソナタを、ブリュッヘン自身による編曲で、ブロックフレーテとチェロ、チェンバロで演奏。オリジナルのヴァイオリン声部をできるだけそのままに。また最低音部の半音を省略または移音せずに演奏。ビルスマとレオンハルトの絶妙なサポートを得た名盤です。

【Disc9&10】
フランス・バロック時代の楽器製作者で、初のフルート教則本の著者で、さらにルイ14世の宮廷でフラウト・トラヴェルソ奏者を務めるなど、フルート界最初の重要人物となったオトテール。ここでは、ブリュッヘンの監修により、オトテールの主要作品を集め、音によるオトテールの伝記といった内容のアルバムに仕立てています。フランス版バグ・パイプともうべきサウンドのミュゼット演奏も収録。（ＨＭＶ）

【収録情報】
Disc1
・ヴィヴァルディ：フルート協奏曲集 Op.10（全6曲）
　フランス・ブリュッヘン（ブロックフレーテ、フラウト・トラヴェルソ）
　18世紀オーケストラ団員
　録音時期：1979年

・マルチェッロ：オーボエ協奏曲ニ短調
・プラッティ：『オーボエ協奏曲ト長調
　ブルース・ヘインズ（オーボエ）
　18世紀オーケストラ団員
　フランス・ブリュッヘン（指揮）
　録音時期：1979年

　録音方式：ステレオ（アナログ／セッション）
　原盤：Seon

Disc2, CD3
ヘンデル：
・ブロックフレーテと通奏低音のためのソナタ ハ長調 HWV365
・フルートと通奏低音のためのソナタ イ短調 HWV374
・オーボエと通奏低音のためのソナタ ハ短調 HWV366
・ブロックフレーテと通奏低音のためのソナタ イ短調 HWV362
・フルートと通奏低音のためのソナタ ト長調 HWV363B
・フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 HWV359B
・ブロックフレーテと通奏低音のためのソナタ ト短調 HWV360
・フルートと通奏低音のためのソナタ ロ短調 HWV376
・ブロックフレーテと通奏低音のためのソナタ ニ短調 HWV367A
・ブロックフレーテと通奏低音のためのソナタ変ロ長調 HWV377
・オーボエと通奏低音のためのソナタ変ロ長調 HWV357
・ブロックフレーテと通奏低音のためのソナタ ヘ長調 HWV369
・フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 HWV375〜第4楽章メヌエット
・フルートと通奏低音のためのソナタ ロ短調 HWV367B〜第6楽章
・ブロックフレーテと通奏低音のためのソナタ ニ短調 HWV367A〜第7楽章
・ブロックフレーテと通奏低音のためのアンダンテ ニ短調 HWV409
・オーボエと通奏低音のためのソナタ ヘ長調 HWV363A〜第2楽章

　フランス・ブリュッヘン（ブロックフレーテ、フラウト・トラヴェルソ）
　ブルース・ヘインズ（オーボエ）
　ボブ・ヴァン・アスペレン（チェンバロ、オルガン）
　アンナー・ビルスマ（チェロ）
　ハンスユルク・ランゲ（ファゴット）
　録音時期：1973〜1974年
　録音方式：ステレオ（アナログ／セッション）
　原盤：Seon

Disc4, CD5
・テレマン：メトーディッシェ・ゾナーテン集 Op.13（全12曲）

　フランス・ブリュッヘン（ブロックフレーテ、フラウト・トラヴェルソ）
　アンナー・ビルスマ（チェロ）
　グスタフ・レオンハルト（チェンバロ）
　ハン・デ・フリース（オーボエ）
　ウォウター・メラー（チェロ）
　ボブ・ファン・アスペレン（チェンバロ）
　ダニエル・ステプナー（ヴァイオリン）
　ラウラ・イェッペセン（ヴィオラ・ダ・ガンバ）
　ジョン・ギボンズ（チェンバロ）

　録音時期：1981〜1983年
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　原盤：Seon

Disc6, CD7
テレマン：
・ブロックフレーテ、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ヘ長調
・フルート、オーボエと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ニ短調
・ブロックフレーテ、チェンバロと通奏低音のためのトリオ・ソナタ変ロ長調
・2つのブロックフレーテと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ハ長調
・フルートとチェンバロと通奏低音のためのトリオ・ソナタ イ長調
・ブロックフレーテ、高音ヴィオールと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ニ短調
・2つのフルートと通奏低音のためのスケルツォ ホ長調
・ブロックフレーテ、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ イ短調
・ブロックフレーテ、オーボエと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ハ短調
・フルート、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ホ長調

　フランス・ブリュッヘン（ブロックフレーテ、フラウト・トラヴェルソ）
　バルトルド・クイケン（フラウト・トラヴェルソ）
　ヴィーラント・クイケン（ヴィオラ・ダ・ガンバ）
　シギスヴァルト・クイケン（ヴァイオリン）
　アンナー・ビルスマ（チェロ）
　グスタフ・レオンハルト（チェンバロ）

　録音時期：1978年
　録音方式：ステレオ（アナログ／セッション）
　原盤：Seon

Disc8
・コレッリ：ソナタ集 Op.5より第7〜12番

　フランス・ブリュッヘン（ブロックフレーテ）
　アンナー・ビルスマ（チェロ）
　グスタフ・レオンハルト（チェンバロ）

　録音時期：1979〜1980年
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　原盤：Seon

Disc9, CD10
オトテール：
・アキレウスのブーレとメヌエット
・ブロックフレーテと通奏低音のための組曲変ロ長調
・フルート独奏のためのエコー
・2つのオーボエと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ハ長調
・コントルダンス『ラ・ファラオンヌ』『小さなジャンヌちゃん』
・2つのブロックフレーテと通奏低音のための組曲ニ短調
・フルートと通奏低音のための組曲ニ長調
・フルートと通奏低音のための組曲ホ短調
・オーボエと通奏低音のための組曲ソナタ ハ長調
・クレランボー氏のミュゼット／メヌエット『馬鹿者』
・ブロックフレーテと通奏低音のための組曲ホ短調
・3つのフルートのためのファンファーレと『神々』
・プレリュードと『ラ・レジャンス』／『ニコルよ、お前の美しい瞳は』
・2つのフルートのための組曲ト長調
・リゴードン
・プレリュード集
・恋歌『ある日僕のクロリスは』／ランベール氏のアリア『楽しもう甘い安らぎを』

　フランス・ブリュッヘン（監修、ブロックフレーテ、フラウト・トラヴェルソ）
　ワルター・ファン・ハウヴェ（ブロックフレーテ）
　バルトルド・クイケン（フラウト・トラヴェルソ）
　オズワルト・ファン・オルメン（フラウト・トラヴェルソ）
　ブルース・ヘインズ（オーボエ）
　ク・エビンゲ（オーボエ）
　デイニー・ボンド（ファゴット）
　シェリー・グラスキン(ミュゼット)
　ヴィーラント・クイケン（ヴィオラ・ダ・ガンバ）
　佐藤豊彦（リュート）
　グスタフ・レオンハルト（チェンバロ）
　マリヤンヌ・クヴェックジルバー（ソプラノ）

　録音時期：1976〜1977年
　録音方式：ステレオ（アナログ／セッション）
　原盤：Seon