ダニエル・サピコ/AU MONDE
「テオルボ奏者」を自称し、テオルボ演奏にこだわり続けるダニエル・サピコによる初のソロ・アルバム。1983年スペイン生まれのダニエル・サピコは、リチェルカール・コンソートやフォルマ・アンティクヴァ、ラ・リティラータなどの優れたピリオド楽器アンサンブルに参加し、古楽の名歌手たちとの共演も数多くこなす、今、ヨーロッパで大活躍中のテオルボ奏者です。
初となるこのアルバムには、テオルボにとって最も重要なソースである、ヴォードリー・ド・セズネ手稿譜(1699年パリ刊)に収められているロベール・ド・ヴィゼーの作品を中心に、リュリやランベールのエール、クープランのクラヴサン曲、フォルクレのヴィオール曲などをサピコ自らがテオルボ用に編曲し演奏した、テオルボのためのフランス・バロック作品集となっています。ダニエル・サピコの優れたテクニックによって、フランス・バロックの美しい旋律が、テオルボの豊かな音色と共に蘇ります。(輸入元情報)
【収録情報】
1. アントワーヌ・フォルクレ:La Couperin(ラ・クープラン)
2. フランソワ・クープラン:Les Baricades Mistèrieuses神秘的な障壁
3. ジャン=バティスト・リュリ:Assez de pleurs(涙にあふれ)
4. ミシェル・ランベール:Ma Bergere est tendre et fidelle(僕の愛する羊飼いの娘は)
5. ロベール・ド・ヴィゼー:Prelude(前奏曲)
6. フランソワ・クープラン:Les Bergeries(牧歌)
7. ミシェル・ランベール:Vos mepris chaque jour(あなたの蔑みはいつも私を傷つける)
8. ロベール・ド・ヴィゼー:Pastoralle(パストラル)
9. アントワーヌ・フォルクレ:Le Carillion de Passy(パシのカリヨン)
10. フランソワ・クープラン:Les Silvains(森の精)
11. ロベール・ド・ヴィゼー:Prelude(前奏曲)
12. ロベール・ド・ヴィゼー:Sarabande(サラバンド)
13. ロベール・ド・ヴィゼー:Bouree/Une jeune fillette(俗謡「若い娘」によるブーレ)
14. デュ・ビュイソン氏:Plainte sur la mort de Mr Lambert(ランベール氏の死に寄せる哀歌)
15. ロベール・ド・ヴィゼー:Chaconne(シャコンヌ)
ダニエル・サピコによる編曲(1-4,6-15)
ダニエル・サピコ(テオルボ)
録音時期:2019年6月
録音場所:イル・ド・フランス国立管弦楽団スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)