Derin Derin

ターキッシュ・アンダーグラウンド・シーンを20年以上牽引してきたグループの最新作が登場！

ダブの総帥マッド・プロフェッサーとの連名でリリースした『サイケベリーダンス・ミュージック』が、かつてここ日本でも大ヒットを記録したトルコのアンダーグラウンド・シーンの中心的存在グループ、ババズーラが、スタジオ録音としては５年ぶりとなる新作アルバムを発表しました。

トルコのフォーク・ミュージック（＝ハルク）をベースに、ターキッシュ・サイケデリア／クラウトロック／ダブワイズといったオルタナティヴな音楽のエッセンスを交えて演奏するというのが基本姿勢のババズーラ。結成は1996年で、ムラット・エルテルとレヴェント・アクマンのふたりを中心に、ゲスト・メンバーがその都度変わる形という、いわばプロジェクトのようなスタイルで活動してきました。2007年には初来日も果たし、さらに2016年に結成20周年を迎えた彼らは、その集大成を目指した作品『ＸＸ〜サイケベリーダンスの20年！』を発表。その偉大なる音楽的足跡を安易な“ベスト盤”という形を取らず、別ヴァージョンやリミックス音源などで表現したその２枚組は、現在もっとも刺激的なワールド・ミュージック・レーベルとして知られるドイツの“Glitterbeat”から発表されました。

そしてそのGlitterbeatからの二作目となった本作では、彼らのトレード・マークともいえる弦楽器エレクトリック・サズを中心とした様々なスタイルの音楽を、時にトラディショナルに、時にトランシーかつアヴァンギャルドな音響で、これまで以上にディープに楽しませてくれる内容に仕上がっています。収録曲には彼らが敬愛するクラウトロックの雄カンのドラマー、ヤキ・リーベツァイト（1938-2017）を偲んで作られた曲のほか、トルコ民謡を彷彿とさせる変拍子を交えた（日本人にとっては）難解なビート、そしてマッド・プロフェッサー譲りのダブワイズ・スタイルまで、まさにババズーラらしさに溢れた１枚と言えるでしょう。

21世紀以降、世界の多くのファンから認められてきたトルコ人グループのババズーラ。本作もそんなファンの期待に応えてくれました。


（メーカーインフォメーションより）