監獄ラッパー 新潮文庫

B.I.G. JOE (ビッグジョー)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101260815
ISBN 10 : 4101260818
フォーマット
出版社
発行年月
2014年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
264p;16

内容詳細

オーストラリアの刑務所からアルバムをリリースした日本人ラッパーのリアルな獄中記!

北海道でラッパーとして活動していた僕はシドニーの空港で逮捕された。容疑はヘロインの密輸。下された判決は懲役6年。遠い異国の刑務所で、僕にできるのはラップだけだった。国際電話で、またある時は手紙にテープを忍ばせて、日本で待つ仲間へ声を送った……。オーストラリアの刑務所から4枚のアルバムを発表した日本人ラッパーの転落と再生の記録。『監獄ラッパー B.I.G. JOE』改題。

【著者紹介】
B・I・G・JOE : 1975(昭和50)年、北海道札幌市生れ。ヒップホップのラッパー。’90年代初頭より活動を開始。北海道のヒップホップ・シーンのパイオニアとして人気を博していた2003(平成15)年、ヘロイン密輸容疑で逮捕。オーストラリアで6年間の刑務所生活を送る。服役中の’05年にファースト・ソロアルバム『THE LOST DOPE』を発表。日本の音楽シーンで注目を集める。’09年に釈放され帰国後、自身のレーベルを設立し、精力的に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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オーストラリアでの壮絶な刑務所体験を綴っ...

投稿日:2021/04/21 (水)

オーストラリアでの壮絶な刑務所体験を綴ったラッパーB.I.G. JOE(Mic Jack Production)の自伝。読みやすい文体で特に前半は面白く読み進めれるが、後半に進むにつれネタ切れ感もあり少しずつだれてゆくのが惜しい。

ナムリ さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • だーぼう さん

    体験する必要はないけど、知る必要はある。自分の運命を受け入れろ。前に進むにはこれしかない。ブログに感想を書きました。

  • showgunn さん

    オーストラリアの獄中での食事の話やレコーディングの話はとても面白かった(刑務所内にスタジオがあるなんて!!!)、ものすごいガッツのある人なんだろうと思う。しかし自分が金が欲しくてヘロインの密輸に手を出してヘタを打って捕まったのに、何か被害者意識のようなものが垣間見えたり、世の中のシステムはおかしいと言い出したり、ハァ?となる部分が多々ある。刑務所は自分たちの修道院みたいなものだ、というところも、それは修道士たちに失礼すぎるのでは、と思った。刑事罰を受けた人たちはそういうことを言いがちだけどね。。。

  • Kiro さん

    思うままに書きます。僕はこの人のcome cleanという曲が好きで、ある意味自分自身の状態をはかるバロメーターとしての役割を果たしてくれている曲でした。落ち込み立ち上がれそうにない時に聴くと、そのまま心の暗い部分が一層黒くなっていき、逆に元気な時に聴くと心が地に足つけられているようで、その曲を聴くと自身の状態が客観視できる曲なんです。この人が刑務所に入っていたのは知ってたけど、まさかその曲が刑務所時代に録音されて発表された曲だとは知りませんでした。辛い人生を歩んできた人にこそ読んでもらいたい本でした。

  • じょみ さん

    強いなぁ。強い・・ホント。今度B.I.G JOEさんのCD聴いてみよう。今回は図書館本ですが自分で購入しよう。

  • ただぞぅ さん

    自由である愛おしさなど知る由もない。ヘロインの密輸容疑で逮捕。懲役6年の異国の牢獄生活でアルバムをリリースした監獄ラッパー。「僕にできるのはラップだけ」が印象深い。明らかに話が違う怪しさに気づきながらも徐々に追い詰められていく犯行時の心境と弱肉強食の極みであるジェイルの世界がリアルに描かれている。「Do or Die」英語を覚えるか死ぬか。厳しい掟やその裏にある情と理と欲望が渦巻く閉ざされた場所では筋肉(力)が強くても折られるだけ。己を知り、謙虚になれる人だけが希望を捨てずニヒリズムに打ち勝つのだ。

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