アンソニー・フィリップスの作品は数こそあれどプログレファンに人気なのは初期の作品だと思います。80年代から90年ごろ、彼の売りだったアコースティック色は抑え気味で、当時の彼はシンセサイザーを使ったニューエイジ色の強い曲を量産していました。本作は初期の大作路線が復活しつつもシンセをメインにした楽曲で、ギターやフルート等も使われ、美しいメロディが詰め込まれています。いわゆるプログレとは違うのでしょうが、胸を打つ作品ですので、もっと知られてほしい作品です。

リイシューではなくて、ばりばりの新作です。小品ばかりなんと45曲も収録した素晴らしい作品です。

アンソニーフィリップスのソロを聴いて20年近くになります。 彼の作る音楽は流行に左右されないものです。最初のソロアルバムから醸し出す雰囲気は変わっていません。今回のアルバムもギターのみで演奏されています。彼のアルバムを聞くたびに一番最初に出したソロアルバムのジャケットの絵を思い出します。彼の曲が気に入った人は是非１ｓｔアルバムのジャケットを見ながら曲を聞いてみて欲しいですね。