ハウゼ自身に依るデジタル再録音のタンゴ集である。碧空、黒い瞳、ブルータンゴなど何時聴いても楽しい。やはりタンゴはハウゼ、ハウゼのタンゴと言われた 程の素晴らしさである。半世紀近く前、皆川おさむ君と言う男の子が歌って大ヒットした黒猫のタンゴも懐かしい。

録音は良いけれど、アレンジが蒸留水のように 淡白な気がする。私の記憶にある、もっと情熱的な 演奏を求めるのは間違いだろうか？せっかく解説文が あるのだから、演奏時間や録音年代も記入してほしい。

録音は90年代中ごろのデジタル録音で、音質は良いです。 　内容もそれなりに･････ 　ただ、50歳代の私が20歳代のころに聞いたものとはアレンジのせいか、印象がかなり違います。 　そういった意味でオリジナルなノスタルジーを求めるなら？が付きます。 　ポリドール系のを再度買ってみます。 　録音年代が記してあると良いのですが　･････　改善をお願いします。

2005年１月に亡くなられてしまいました。来日ツアーは19度続いていますが、ご本人が来日されなくなって久しいですネ。あらためてハウゼ楽団の演奏に浸るには、この２枚組ＣＤがお薦めです。いつまでも色あせない音楽と演奏と共に、決して記憶からなくならない音楽家って、本当に幸せ者かもしれません。これからもフェラー指揮によるツアーが続くことを祈っています。