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アンネの日記

A.フランク

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167651336
ISBN 10 : 4167651335
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2003
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

アンネは両親のことをこんなふうに思っていたんだ……
自分用と公開用の二種の日記に父親が削っていた部分を再現した「完全版」に新たに発見された五頁を追加。今明かされる親への思い


自分用に書いた日記と、公表を期して清書した日記——「アンネの日記」が2種類存在したことはあまりにも有名だ。その2つを編集した〈完全版〉に、さらに新たに発見された日記を加えた〈増補新訂版〉が誕生した。ナチ占領下の異常な環境の中で13歳から15歳という思春期を過ごした少女の夢と悩みが、より瑞々しくよみがえる。


目次 : はじめての日記帳/ 学校生活/ “隠れ家”へ/ ファン・ダーン一家/ “隠れ家”の暮らし/ 事件続出/ 八人めの住人/ 悲惨な外の世界/ みんなと衝突する/ 泥棒騒ぎ〔ほか〕




【著者紹介】
アンネ・フランク : 1929年6月12日、ドイツのフランクフルトで裕福なドイツ系ユダヤ人家庭の二女に生まれる。1933年、迫害を逃れ一家はオランダのアムステルダムに移住し、1942年7月、姉マルゴーの召喚を機に一家は隠れ家生活に入る。ついに1944年8月4日、密告により連行されたアンネはアウシュヴィッツ、ついでベルゲン=ベルゼンに送られ、そこでチフスのため15年の生涯をおえた。1945年2月末から3月なかばと推定される。1942年6月12日から44年8月1日まで書きつづけられた日記は、永遠の青春の記録として、半世紀を経たいまも世界中の人びとの胸をうってやまない

深町真理子 : 1931年、東京生れ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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いつでも純粋で深みのある素敵なアンネでいた...

投稿日:2006/05/28 (日)

いつでも純粋で深みのある素敵なアンネでいたい。きっとそうなれるはず。もしも…この世に生きているのが私1人であったならば。そう言い残して日記は終わった。3日後にアウシュヴィッツに連行され、翌年にベルゲン=ベルゼン収容所で息を引き取る。彼女は美しかった。どんな時も、美しかった。

Damien さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • hiro

    池上彰さんの『世界を変えた10冊の本』を読み、その10冊のなかの1冊である、この本を読むことにした。この日記は途中で終わることを知っていて読むのはつらかったが、読み終えてこのフィクションではないユダヤ人少女の日記だからこそ、世界を変える力がある本だとあらためて思った。また、いつナチに見つかるかもしれないという恐怖のなかでの人間関係、ペーターとの恋等々、隠れ家での生活を描くアンネの筆力には驚かされた。しかし、アンネの死後70年が経って、今世界で起こっていることを考えると、人はこの間、何を学んだのだろうか。

  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    10代で読んだときは、最後まで読めませんでした。 悲しい物語を、読んで、自分が何もできないことを知って、途方に暮れていました。 完全版が出たこともあり、文庫にもなっているので、大人には手軽に読めるようになっていることを知りました。 翻訳:深町真理子

  • ykmmr (^_^)

    今の世情でもある。アンネ・クランクは伝記の方を良く読んだので、本人の性格・家族関係・日記を書き始めた経緯・隠れ家生活・ペーターとの恋・収容所の件…。それなりに知ってはいる。まずは、何も制約のない、「心の拠り所」を作った事に、彼女の賢さを感じる。無のままというか…自分らしくというか…現在の私たちも、皆こんな場所があって良い。彼女のように文章に纏める事でも良いし、鍵付きブログに書くとか。私がやっているのはそれ以外に、幼少から一緒にいるぬ○ぐるみたちに話かける事なんだけど。私は賢くはないが、

  • のっち♬

    第二次大戦中オランダで潜行生活を送ったユダヤ少女が遺した日記。全員が自己主張を通そうとする軋轢の中で彼女は鋭い観察眼と批判精神を自他に向けていく。自分は複雑で誰にも理解されない、他人と違い視野が広くて自己を俯瞰視できる、子は迷わない親より絶対的に不幸といった他視点に立てない若き視野は"安易"や"不寛容"を含有し、閉塞環境により内面と外面が乖離する葛藤や自他の理想像化は全員が抱えていたと思う。あらゆる不自由をユーモアまじりに描く道化語りは才能を感じさせるし、自立や平和への訴えは長く読み継がれるだけの力強さ。

  • 青蓮

    あまりにも有名な「アンネの日記」。毎日少しずつ読みました。ユダヤ人であるがゆえに迫害され、追っ手から逃れる為に《隠れ家》での生活を強いられる日々。「自由」を奪われた彼女は、それでも人間としての誇りを失わず、希望を捨てず、強く生き抜いた−−まだ14、5歳の少女であるのに、早熟で大人びたアンネを見ていると未熟な自分が恥ずかしく感じる。母との確執、ピーターへの恋、性への目覚め、将来の夢など赤裸々に綴られた日記は、誰もが通る思春期の心の揺れ動きと共にアンネの聡明さを瑞々しく表していて、読み手の胸を深く打つ。

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