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まことに残念ですが…不朽の名作への「不

A.バーナード

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198920104
ISBN 10 : 4198920109
Format
Books
Release Date
January/2004
Japan

Content Description

今は名作と言われる本にも、一度は出版を断られたものがある。『アンネの日記』『大地』『チャタレイ夫人の恋人』等々。本書はそうした不採用通知の傑作選。

目次 : 不採用通知を出した出版社および雑誌名/ 名作への「お断り状」ハイライト集―パール・バックの『大地』もメルヴィルの『白鯨』も…/ 名作への「お断り状」オン・パレード―J.R.アッカリーからイエイツまで

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ

    「欧米の不朽の名作への不採用通知」である。批評も混じっている。断った出版社や編集社が書かれていない「〜であったという」という伝聞形式も含む。あんな名作にこんな断りを?と失笑させられはするが、編集者は文化サロンの庇護者ではなく、唸らせる作品でも売れて採算がとれないと思えば冒険はできなかっただろう。後でこんなに売れたのに...と反証したところで、やはりボツでしかなかったものの方が多いはず。断りの理由になるほどと頷くものも多かった。読メの人気作品でも好き嫌いはわかれるし。原題はさらに意地悪な気が...。

  • ビブリッサ

    大作家の「あの名作」だって、出版社から手痛いお断りの通知をもらっていた。紹介されている本の一部しか読んだことがなかったので、面白さをとことん味わえなかったのが残念(私の不勉強のせい)です。「白鯨」「動物農場」「火星のプリンセス」、ヘミングウェイにデュマ、パール・バックにサマセット・モーム、みんなミンナ袖にされていた。断られてもなお、燃え上がる創作意欲がなければ消えてしまっていた名作と大作家。そう考えると、一旦ペシャンコになるのも悪いことばかりじゃないな、と・・・いやいやいや、やっぱり拒絶は辛いよねぇ。

  • コットン

    名作の不採用通知集。『チャタレイ夫人の恋人』:ご自身のためにも、これを発表するのはおやめなさい。『ロリータ』:精神分析医に話すべきことがらを(実際そうしているかもしれないが)精密な小説に仕立て上げたもので、素晴らしく筆の冴えたところもいくらかはあるが、進歩的なフロイト派を自負するわたしでさえ圧倒的な不快感に襲われた。…など。ジェームズ・ジョイスのエピソードでは「やっと本が出ると、さる親切な人間が全刊買い占めて、それをダブリンで燃やしてしまった。」と!

  • 依空

    ノーベル文学賞を獲った作家やピューリッツァー賞を受賞した作品、世界中の誰もが知っている超有名作品や、国語の教科書に名作として紹介されている作品への編集者によるお断り状がずらっと並べられていて、驚くというか次第に笑えて来る1冊。「この物語はこれきりでおしまいになるだろう」と言われた作品が10数巻に及ぶ大河作品として有名になるとか、皮肉すぎる!傑作はハリー・クルーズの『未発表短編集』に対する「火にくべよ、お若いの。焼いてしまうがいい。炎がすべてを浄化してくれるだろう」。お断り状が文学的過ぎて笑っちゃいました。

  • ゆうゆうpanda

    「火にくべよ、お若いの。焼いてしまうがいい。炎がすべてを浄化してくれるだろう。」ワーッハッハ!デスノートの始末の仕方ではない。小説家ハリー・クルーズが『未発表短編集』を出版社に持ち込んだ時の断り文だ。編集者は案外保守的で、新しいものに挑戦しようとする小説家を排除してきたらしい。それでもめげずに出版した作家たちは偉い。断り文の中には内容に踏み込んで修正のヒントになるものもあることはあるが…辛辣な言葉が闘志を掻き立てるのか?日本の出版社はどんな感じなのだろう。英米文学に造詣のある人だったらもっと楽しめた一冊。

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