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現代中国の社会と行動原理

tekigakui

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000613606
ISBN 10 : 400061360X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

なぜ中国人は面子や表層的な形式を重んずるのか?なぜ汚職や腐敗は蔓延するのか?なぜ人々は不平等と格差社会に耐えるのか?なぜ強い権力が望まれるのか?中国人からは自明の理として見過ごされ、外国人からは儒教的伝統として理論的探求がなされないできた、「関係」「面子」「権力」「人情」などのキー概念を、事例と社会学理論と思想史的解釈により解明。

目次 : 第1部(儒家の社会構築―中国社会研究の視座と方法/ 中国人と中国社会の文脈理解に向けて)/ 第2部(中国人の関係ネットワークにおける構造的均衡モデル/ 「報」の方向性/ “関係”か、それとも社会関係資本か/ 中国人の“関係”のベクトル―インターネット社会がもたらす転換の可能性)/ 第3部(中国人の「大公平観」と営み―日本社会の「公私観」との比較において/ “人情”、“面子”と“権力”の再生産―「情理」社会における社会的交換/ 中国の官僚の作法と技術―「偏正構造」と「顔(臉面)」のはたらき/ “関係”と“権力”―共同体から国家へ)/ おわりに―変化し続ける中国をいかに理解するか

【著者紹介】
翟学偉 : 1960年南京生まれ。博士(歴史学)。中国国家教育部長江学者特聘教授。1988年、南開大学社会学部修士課程修了(法学修士)、2002年、南京大学歴史学部中国近代史専攻修了(歴史学博士)。南京大学社会学院心理学部長を経て、同学院社会学部長・教授・博士課程指導教官

朱安新 : 名古屋大学大学院環境学研究科博士課程修了、博士(社会学)。南京大学社会学院准教授、同学院社会学部副学部長

小嶋華津子 : 慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、博士(法学)。慶應義塾大学法学部教授。慶應義塾大学東アジア研究所現代中国研究センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アンゴ

    ★★★★★中国人にとって当たり前すぎて意識もしない人間関係と儒教的「家」の拡大になる共存共栄のネットワーク社会と現代の国家について、欧米社会学の概念を無理やり適用しても伝統的儒学の価値観で分解しても、隔靴痛痒で説明が困難な社会構造を分析可能にするべく、筆者独自のアプローチ手法と論理を構築した論文の日本語訳。独特な手法のため当初は評価されなかったらしいが、難解な課題に論理的な態度で臨み、明晰な説明を展開する。引っ越すことができない隣人と交流を深めるにせよ反発するにせよ、客観的理解するには不可欠の一冊。

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