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マイマイ新子 ちくま文庫

樹のぶ子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480434517
ISBN 10 : 4480434518
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

昭和30年山口県国衙。
新子は妹や友達と元気いっぱい。
その懐かしく切ない日々を描く。
アニメ『マイマイ新子と千年の魔法』原作小説。
解説・片渕須直。

【著者紹介】
〓樹のぶ子 : 1946年山口県防府市生まれ。東京女子大学短期大学部卒業後、出版社勤務を経て、1980年「その細き道」を「文學界」に発表。1984年「光抱く友よ」で芥川賞、1995年『水脈』で女流文学賞、1999年『透光の樹』で谷崎潤一郎賞、2006年『HOKKAI』で芸術選奨文部科学大臣賞、2010年「トモスイ」で川端康成文学賞を受賞。2009年紫綬褒章受章、2017年日本芸術院賞受賞につづき旭日小綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かんけー

    面白いですね♪マイマイ?とはカタツムリのこと、額の髪の毛がクルン!ととぐろを巻いてるのでマイマイ新子(^.^)舞台は戦後昭和30年頃。9歳の新子は正義感が強いチョッとお転婆(死語ww)な女の子♪彼女を中心に当時の世相と子供達の友人関係とか、大人の事情とかを以外とリアルに描き出している。原爆を落としたアメリカに対する疑問と怒り?大好きなお爺ちゃんとの対話と別れ、9歳なのに結構大人びた視点を具有している新子にホッコリ♪幼馴染みのしげるとも喧嘩したりジェラシー感じたり?エピソードが豊富(^.^)読んでみて、→

  • あぶらや

    映画を見てすぐに読みました。映画もこの原作も非常にワクワクしました。2つあるツムジのうちの一つが額の上についている新子。千年の都があった時代に作られた直角に曲がっている小川。広い田んぼ地帯に住む人々。昭和30年の時代は田舎にはテレビもまだ来ていないけれど、子供達がイキイキと毎日を過ごす。

  • Yoshiyuki Kobuna

    戦争の影であるとか、生と死の連想や対比であるとか、思い起こすのは、むしろオルコットの『若草物語』。この原作から、映画『マイマイ新子と千年の魔法』が組み上げられたのが興味深い。

  • のりべぇ

    昭和30年の山口県国衙にて新子、九歳の世界。おじいちゃんの片目の小太郎、可愛い妹光子五歳、父東介、母長子、祖母初江と同級生、ご近所さんとの当時の日常話、26章。解説にもあるように死が遠くない、じいちゃんの死で締められる構成もそれが強く感じられる。さて、映画はどうなっている?

  • 川さき

    先が気になって、一気に読みきってしまうというようなものではないけれど、読んでいる間ずっと心地いい気持ち良さに浮かんでいるような感覚になれた。 あんまり昔は良かった的な考えは好きではないけれど、 この時代の大人はみんな、今の人より一個、多く失くしている。そんな優しさを纏っていてそれがまた悲しくもあった。 検索が出来なくて、分からないことを分からないまま自分の中でもやもやと抱えることのなんて大切なことよ。

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