「アラブの春」以後のイスラーム主義運動

岡豊

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784623082391
ISBN 10 : 4623082393
フォーマット
出版社
発行年月
2019年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
329p;22

内容詳細

中東諸国の民主化運動「アラブの春」。これによりイスラーム主義運動は各国で「権力」と「自由」を勝ち取るが、その後の国づくりはことごとく頓挫してしまう。どうして彼らの運動は失敗に終わってしまったのか。いまだ混迷をきわめるイスラーム世界について膨大な一次資料を用い運動の変遷と、その国際社会への影響を読み解いていく一冊。

目次 : いま、なぜ、イスラーム主義運動なのか/ 第1部 イスラーム主義運動とは何か(「アラブの春」以後のイスラーム主義運動―権威主義・過激主義・宗派主義/ イスラーム主義政党支持者の「穏健化」―包摂‐穏健化仮説の検証/ 体制と癒着するイスラーム主義運動―モロッコとヨルダンから見るその戦略的・宗教的ジレンマ)/ 第2部 世界に広がるイスラーム主義運動(国際政治のなかのイスラーム主義運動―アメリカのオリエンタリズムと「非リベラルな覇権秩序」の行方/ ヨーロッパにおけるイスラーム主義の興隆―ムスリム同胞団の浸透とスウェーデンの政党政治の変動/ 世俗主義体制における新たな対立軸の表出―トルコ・公正発展党と「国民」の世俗主義/ サウディアラビアにおけるイスラーム主義の競合―「公式」イスラーム主義による「非公式」イスラーム主義の封じ込め/ エジプトのイスラーム主義は失敗したのか―ムスリム同胞団の栄枯盛衰/ 革命後のチュニジアが見せた2つの顔―民主化とテロリズム/ シリアにおけるイスラーム主義の栄枯盛衰―「今世紀最大の人道危機」を遡る/ 立ち上がったイスラーム主義―戦後イラクにみる多様な展開/ イスラーム過激派の系譜―アフガニスタンから「イスラーム国」まで)

【著者紹介】
〓岡豊 : 2000年上智大学大学院外国語学研究科博士課程前期修了。2011年博士(地域研究、上智大学)。現在、公益財団法人中東調査会主席研究員

溝渕正季 : 2011年上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科地域研究専攻博士後期課程単位取得退学。博士(地域研究、上智大学)。現在、名古屋商科大学経済学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • BLACK無糖好き さん

    イスラームに依拠した社会改革や国家建設を目指す政治的なイデオロギーとしてのイスラーム主義運動と、「アラブの春」以後の権威主義体制の崩壊、民主化の取組みの関連を、関係各国毎に分析した論文集。特にエジプトで誕生したムスリム同胞団の活動を、エジプトのみならず、サウジアラビア、シリア、ヨーロッパに至るまで幅広く概観できる点は本書の特徴の一つ。◇チュニジアの民主化の裏で、同国は過激派の思想に傾倒する若者を排除し、IS戦闘員の最大の送り出し国となった点も指摘。この点は鷹木恵子さんの本にもなかったかもしれない。

  • matsu さん

    「アラブの春」以降のイスラム主義運動についての専門書。様々な角度から論じられているが正直前提知識も必要なため初見で読むのは難しい。

  • 光太郎 さん

    難解

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