Russian Visions-20th Century Music For Cello & Piano-stravinsky, Schnittke, Smirnov: Vukotic(Vc)Firsova(P)

ロシアン・ビジョンズ〜20世紀のチェロとピアノのための音楽

チェロのヴコティッチとピアノのフィルソヴァの「SOMM Recordings」デビュー盤。20世紀ロシアの3人の巨匠作曲家のデュオを取り上げるとともに、20世紀ロシアの偉大なチェロの3人の巨匠、ピアティゴルスキー、グートマン、ロストロポーヴィチへのトリビュートともなっています。
　モダンなテイストを持つシュニトケ[1934-1998]:のソナタ第2番に対し、ロマンティックなリリシズムを湛えたソナタ第1番や、ウィリアム・ブレイクにインスパイアされたスミルノフ[1948-]の『ティリエル』、新古典派寄りのストラヴィンスキー[1882-1971]の組曲とシュニトケの『ムジカ・ノスタルジカ』。これら対照的な5つの作品は現代ロシア音楽の多様性を示しています。
　ヴコティッチはティペット弦楽四重奏団の創設メンバー。ロストロポーヴィチの愛弟子、ステファン・ポポフにギルドホール音楽学校で学びました。フィルソヴァは2009年にBBCプロムス・デビューを果たしたピアニスト。作曲家、指揮者としても活躍しており、ここで演奏している作曲家スミルノフの愛娘でもあります。（輸入元情報）

【収録情報】
● ストラヴィンスキー：イタリア組曲（チェロとピアノ版　序曲／セレナータ／アリア／タランテラ／ミヌエットとフィナーレ）
● シュニトケ：ソナタ第1番
● シュニトケ：ソナタ第2番『ソナタ風』
● スミルノフ：ティリエル Op.41c
● シュニトケ：ムジカ・ノスタルジカ〜チェロとピアノのための（ロストロポーヴィチ編）

　ボジダル・ヴコティッチ（チェロ）
　アリッサ・フィルソヴァ（ピアノ）

　録音時期：2019年2月9,10日
　録音場所：イギリス、メニューイン・ホール
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）