「ギターのロイヤル・ファミリー」として知られるロメロ一家、ロス・ロメロスがマーキュリーに行った録音がまとめて発売されます。CD10枚組ボックス・セット。限定盤。
彼らが1960年1月に最初に行った録音で、オリジナルが「コンテンポラリー・レコード」から発売された2枚のアルバム「Flamenco Fenomeno」と「Spanish Guitar Music」も含まれています(ディスク9、10)。このセットの素材の多くがトーマス・ファインによりリマスタリングされ、初めてCDとなります。ブックレット(欧文)にはイーゴリ・キプニスのような第一人者によるオリジナル・ライナーノーツ、ロス・ロメロスの専門家ウォルター・アーロン・クラーク(『Los Romeros: Royal Family of the Spanish Guitar』の著者)によるエッセー、トーマス・ファインによるマーキュリー録音のそれぞれの背景について詳細に記述した「セッショングラフィー」、声楽曲の歌詞が掲載され、オリジナルLPジャケット裏を飾ったミニチュアイラスト付きです。
ロス・ロメロスは創始者のセレドニオ・ロメオと彼の息子、セリン、ペペ、アンヘルで結成され、世界の舞台で名声を得た初めてのギター四重奏団でした。2007年のグラミー賞で「President’s Merit Award」を受賞しています。
「彼らの目を見張るほどの高度な技術、若々しいルックス、そして彼らが披露したヴィヴァルディからベルディアーレスまでの幅広い音楽は、全米各地で観客と評論家から爆発的な人気を得ました」〜ウォルター・アーロン・クラーク(輸入元情報)
【収録情報】Disc1:『The Royal Family of the Spanish Guitar』
1. セレドニオ・ロメロ:マラガの夜
2. グラナドス:『スペイン舞曲集』 Op.37より第6番:ロンダーリャ・アラゴネーサ
3. タレガ:ラグリマ(涙)
4. セレドニオ・ロメロ:3つの前奏曲より「Romantico」
5. モレーノ・トローバ:ソナチネ イ長調よりアレグレット
6. ヴィラ=ロボス:前奏曲 第3番イ短調
7. 伝承曲:セビリャーナス
8. グラナドス:歌劇『ゴイェスカス』より間奏曲
9. モレーノ・トローバ:リャマーダ
10. アルベニス:『スペイン組曲』 Op.47より「セビーリャ」
11. シノーポリ:ビダリータ
12. タレガ:アルハンブラの思い出
13. ソル:『ギター練習曲』 Op.31より第5番ロ短調によるオブリガート
ロス・ロメロス(セレドニオ・ロメロ、セリン・ロメロ、ペペ・ロメロ、アンヘル・ロメロ)(ギター)
録音:1962年4月、ニューヨークDisc2:『Guitar Music from the Courts of Spain』
1. ヴィゼー:組曲ニ短調よりプレリュード
2. ナルバエス:『牛を見張れ』による4つの変奏曲
3. 作者不詳:6つの舞曲による組曲(V.ガリレイによる)
4. ミラン:『エル・マエストロ』からのパヴァーヌ第6番−第4番−第3番
5. J.S.バッハ:メヌエット ト長調 BWV.Suppl.114
6. J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV.1010よりブーレII
7. J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV.1012よりガヴォットI-II
8. ダウランド:デンマーク王のガリアード
9. ラモー:オペラ・バレ『エベの祭典』よりガヴォット・アン・ロンドー
10. サンス:エスパニョレータ