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Rudolf Kempe Collection R.Kempe

User Review :5.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
SBT121281
Number of Discs
:
12
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

ルドルフ・ケンペの遺産 CD12枚組
初CD化音源多数収録!

 ベルリン・フィルとの《エロイカ》や《幻想交響曲》《新世界より》、ロイヤル・フィルとのブラームス第4番や《シェエラザード》、ウィーン・フィルとのワーグナーやJ.シュトラウス等々、ステレオ音源中心のラインナップは実に魅力的。ケンペの音楽をより深く知るのに最適なセットと言えるでしょう。
 初CD化音源もモーツァルトやシューマン、ドヴォルザーク、コダーイ、メンデルスゾーンと総計14曲に及ぶヴォリューム感が嬉しいところです。
 リマスターはクリュイタンス・ボックス同様、EMIのARTリマスタリングでもおなじみのポール・ベイリーが担当しています。

【収録情報】
CD1
@シューマン:交響曲第1番《春》(1955年6月、モノラル録音)初CD化!
Aドヴォルザーク:交響曲第9番《新世界より》(1957年9月、ステレオ録音)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
意外にも録音の少ないケンペのシューマンはどれも見事な演奏。初CD化となるここでの第1番《春》も例外ではありません。《新世界より》もドイツ的ながら立派な演奏です。

CD2
@ベートーヴェン:交響曲第3番《英雄》 (1959年9月、ステレオ録音)
Aシューマン:序曲《マンフレッド》作品115 (1956年11月、モノラル録音)初CD化!
Bドヴォルザーク:《スケルツォ・カプリチオーソ》 作品66 (1957年7月、モノラル録音)初CD化!
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
遅めのテンポ設定で、じっくりと描かれた雄大な《エロイカ》が聴きごたえ十分な名演。初CD化となる2曲も、往年のベルリン・フィルのサウンドが心地よい演奏です。

CD3
@ベートーヴェン:《フィデリオ》序曲 (1957年7月&9月、ステレオ録音)
Aベートーヴェン:《レオノーレ》序曲第3番 (1957年7月&9月、ステレオ録音)
Bベートーヴェン:《コリオラン》序曲(1957年7月&9月、ステレオ録音)
Cベートーヴェン:《プロメテウスの創造物》序曲(1957年7月&9月、ステレオ録音)
Dベートーヴェン:《エグモント》序曲 (1957年7月&9月、ステレオ録音)
EJ.S.バッハ:管弦楽組曲 第3番 BWV1068 (1956年11月、モノラル録音)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ベルリン・フィルのベートーヴェン序曲集といえば、この録音と同じ頃にクリュイタンスとヴァンデルノートがEMIにステレオでレコーディングしていますが、中でも最もドイツ的雰囲気の濃厚なのがこのケンペの演奏と言えるでしょう。バッハは重厚なスタイルによる演奏です。

CD4
@ベルリオーズ:《幻想交響曲》 作品14a(1959年3月、ステレオ録音)
Aベルリオーズ:序曲《ローマの謝肉祭》 作品9(1958年12月、ステレオ録音)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(@)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(A)
《ローマの謝肉祭》は意外にもウィーン・フィル唯一のレコーディング。

CD5
@モーツァルト:《フィガロの結婚》序曲(1955年、モノラル録音)初CD化!
Aモーツァルト:《コシ・ファン・トゥッテ》序曲(1955年、モノラル録音)初CD化!
Bモーツァルト:《魔笛》序曲(1955年、モノラル録音)初CD化!
Cモーツァルト:《イドメネオ》序曲(1955年、モノラル録音)初CD化!
Dモーツァルト:《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》K.525(1955年、モノラル録音)初CD化!
Eハイドン:交響曲第104番《ロンドン》(1956年6月、ステレオ録音)
フィルハーモニア管弦楽団
初CD化となるフィルハーモニア管弦楽団とのモーツァルト・レコーディングに注目。

CD6
@ワーグナー:《ローエングリン》第1幕前奏曲(1958年2月、ステレオ録音)
Aワーグナー:《ローエングリン》第3幕前奏曲(1958年2月、ステレオ録音)初CD化!
Bワーグナー:《パルシファル》第1幕前奏曲(1958年2月、ステレオ録音)
Cワーグナー:《パルシファル》聖金曜日の音楽(1958年2月、ステレオ録音)
Dワーグナー:《トリスタンとイゾルデ》前奏曲と愛の死(1958年2月、ステレオ録音)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
《ローエングリン》第3幕前奏曲が初CD化となります。ウィーン・フィルの美音が十分に生かされた優れた演奏が揃っています。

CD7
@J.シュトラウスT世:《ラデツキー行進曲》 (1958年2月、ステレオ録音)
AJ.シュトラウスU世:《こうもり》序曲(1958年2月、ステレオ録音)
BJ.シュトラウスU世:《皇帝円舞曲》 (1960年12月、ステレオ録音)
CJ.シュトラウスU世:《千一夜物語》間奏曲(1960年12月、ステレオ録音)
DJ.シュトラウスU世:《ウィーンの森の物語》 (1960年12月、ステレオ録音)
EJ.シュトラウスU世:《クラプフェンの森で》 (1960年12月、ステレオ録音)
Fヨゼフ・シュトラウス:《ディナミーデン》 (1960年12月、ステレオ録音)
Gヨゼフ・シュトラウス:《天体の音楽》 (1958年2月、ステレオ録音)
Hレハール:《金と銀》 (1958年2月、ステレオ録音)
Iホイベルガー:《オペラの舞踏会》序曲(1958年1月、ステレオ録音)初CD化!
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン・フィルによるシュトラウス演奏だけに十分に典雅な雰囲気がありますが、ケンペの指揮そのものは、特にウィーン風にこだわったものではなく、凝った選曲にもそうした傾向があらわれているようです。

CD8
@メンデルスゾーン:序曲《フィンガルの洞窟》 作品26(1958年12月、ステレオ録音)
Aウェーバー:《オベロン》序曲(1958年12月、ステレオ録音)
Bレズニチェク:《ドンナ・ディアナ》序曲(1958年1月、ステレオ録音)初CD化!
Cシューベルト:《ロザムンデ》の音楽 D.797(1961年12月、ステレオ録音←?)
Dスメタナ:《売られた花嫁》序曲(1958年12月、ステレオ録音)
Eスッペ:《ウィーンの朝・昼・晩》序曲(1958年1月、ステレオ録音)
Fニコライ:《ウィンザーの陽気な女房たち》序曲(1958年12月、ステレオ録音)
Gヨハン・シュトラウスU世:ポルカ《浮気心》(1960年12月、ステレオ録音)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ロマン派音楽に抜群の適性をみせたケンペだけにここに収められた作品はどれも見事な演奏ばかり。初CD化となる《ドンナ・ディアナ》序曲にも注目です。

CD9
@ヘンデル:《王宮の花火の音楽》 (1962年5月、ステレオ録音)
Aグルック(モットル編曲):バレエ組曲(1961年12月、ステレオ録音←?)
Bコダーイ:組曲《ハーリ・ヤーノシュ》 (1961年12月、ステレオ録音)初CD化!
バンベルク交響楽団(@)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(A・B)
ユーモアのセンスも抜群だったケンペだけに、初CD化となる《ハーリ・ヤーノシュ》は大いに注目に値します。しかもウィーン・フィルのこの曲の録音はこれが唯一となります。

CD10
@ブラームス:交響曲第4番(1960年11月、ステレオ録音)
Aメンデルスゾーン:《真夏の夜の夢》の音楽(1961年1月、ステレオ録音)初CD化!
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ブラームスの第4番には他に3種の録音がありますが(BPOMPOBBC)、これは2度目の録音となり、かなり以前、パンテオン・レーベルからリリースされていましたが、流通量も少なく、今回が事実上の初CD化と言っても差し支えない状況です。《真夏の夜の夢》の音楽は初のCD化となります。

CD11
@スメタナ:《売られた花嫁》組曲(1961年2,4月、ステレオ録音)
Aドヴォルザーク:《スケルツォ・カプリチオーソ》 作品66(1961年2,4月、ステレオ録音)初CD化!
Bフンパーディンク:《ヘンゼルとグレーテル》組曲(1961年1月、ステレオ録音)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
《売られた花嫁》はケンペの得意レパートリーで、全曲録音と当録音のほかに、序曲とアリアの録音もありました。ここでは序曲とポルカ、フリアント、道化師の踊りが演奏されており、ケンペならではのノリの良いアプローチが楽しめます。 《スケルツォ・カプリチオーソ》 には2種の録音があり、当録音は2度目のもの。 《ヘンゼルとグレーテル》組曲はケンペ自身による編曲で、録音はこれが唯一となります。

CD12
@リムスキー=コルサコフ:交響組曲《シェエラザード》 作品35(1966年11月、ステレオ録音)
Aワインベルガー:《バグパイプ吹きのシュワンダ》〜ポルカとフーガ(1961年2,4月、ステレオ録音)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
《シェエラザード》は、かつてワールド・レコード・クラブからリリースされていたもので、遅めのテンポによる堂々とした押し出しが貫禄十分。《バグパイプ吹きのシュワンダ》からの《ポルカとフーガ》は、吹奏楽の人気作品でもありますが、ケンペの快活な演奏は作品の魅力をよく引き出しています。両作品ともにロイヤル・フィルとケンペの相性の良さが示された演奏です。

Track List   

Disc   1

  • 01. Kempe, Rudolf - Sinfonie Nr. 1 B-dur Op. 38 Frueh
  • 02. 1. Andante Un Poco Maestoso - Allegro Molto Vivace
  • 03. 2. Larghetto
  • 04. 3. Scherzo: Molto Vivace
  • 05. 4. Finale: Allegro Animato E Grazioso - Trio 1 - T
  • 06. Kempe, Rudolf - Sinfonie Nr. 9 E-moll Op. 95 Aus
  • 07. 1. Adagio
  • 08. 2. Largo
  • 09. 3. Scherzo: Molto Vivace
  • 10. 4. Allegro Con Fuoco

Disc   2

  • 01. Kempe, Rudolf - Sinfonie Nr. 3 Es-dur Op. 55 Eroi
  • 02. 1. Allegro Con Brio
  • 03. 2. Marcia Funebre: Adagio Assai
  • 04. 3: Scherzo: Allegro Vivace - Trio
  • 05. 4. Finale: Allegro Molto - Poco Andante - Presto
  • 06. Kempe, Rudolf - Manfred-ouvertuere Op. 115

SEE ALL TRACKS >

Customer Reviews

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往時の国内盤LP(国内マスタリング&プレス...

投稿日:2005/05/25 (水)

往時の国内盤LP(国内マスタリング&プレス盤)でいくつか持っていらっしゃる方は買いなおして損はないでしょう。リマスターにより、妙なイコライジングっぽいもの(エコー?も)が消え、自然で芯のある仕上がりになっているからです。これが本物でしょう。元来の録音の古さはありますが、雰囲気は十二分に伝わってきます。ケンペファンの方は是非そうされてください。Record(CD)は再現芸術です。音楽を知り現場を知り、確信の持てる人がマスタリングすべきではないでしょうか。

Engage 1 さん | 千葉 | 不明

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ケンペと言えば70年代のミュンヘンフィルや...

投稿日:2003/02/25 (火)

ケンペと言えば70年代のミュンヘンフィルやSKDとの録音が有名だが,このBOXに収められた録音は,1950年末〜60年代に手がけたもの。今回良好な音質でCD化された演奏を聴き直してみても,その1つ1つに,作品に対する氏の暖かい眼差しが感じられる。スケール大きく構築された『エロイカ』,リズムが活き楚々とした美しさにも欠けていない『シェエラザード』やコダーイ,ドヴォルザーク,それに今回初CD化されたシューマンの『春』&『マンフレッド』序曲の力演は特に心に残る。充実したひとときを約束してくれる素晴らしいBOXだと思う。

Portia さん | 東京都 | 不明

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