CD

『六段の調』 朝比奈隆&大阪フィル

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SICC2027
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

朝比奈 隆&大阪フィル/六段の調

朝比奈&大阪フィルが初のセッション録音で成し遂げた「日本の伝統音楽」。
20世紀日本の生んだ巨匠指揮者・朝比奈 隆が、「日本の伝統音楽」をオーケストラで再現した試み。編曲は朝比奈と同郷同世代の作曲家・大栗 裕と箏曲家・須山知行、演奏は須山を中心とした独奏・独唱に、朝比奈が設立し、亡くなるまで音楽監督のポストにあった大阪フィルハーモニー交響楽団。西洋古典とはまったく異なる音楽体系を背景に生まれた曲が、見事なオーケストラ作品へと生まれ変わっています。このコンビの最初期のセッション録音の貴重な記録です。(メーカー資料より)

【収録情報】
1. 八橋検校:六段の調(大栗 裕編曲)
2. 滝廉太郎/須山知行:荒城の月(大栗 裕編曲)
3. 吉沢検校:千鳥の曲(大栗 裕編曲)

 須山知行(箏 独奏:1 / 箏 本手:3)
 中島警子(箏 独奏:2)
 川島竜子、野田登志子、横田二三子、田中佐久子(箏 重奏:2)
 樋本 栄(ソプラノ:3)、中島警子(箏 替手:3)
 大阪フィルハーモニー交響楽団
 朝比奈隆(指揮)

 録音時期:1969年4月23日
 録音場所:大阪、箕面市立市民会館
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
 世界初CD化

【ソニー・クラシカル名盤コレクション1000】
これが全世界を100年間感動させてきたクラシックの名盤だ!カザルスから五嶋みどりまで、2大クラシック・レーベル、ソニー・クラシカルとRCA RED SEALを中心にソニー・ミュージックが所有する多彩なクラシックの名盤・銘盤・超盤・定盤・迷盤・奇盤・珍盤・お宝盤を、新規ライナーノーツ、一部世界・日本初CD化も含む内容で2回に分けてリリースするシリーズが2016年も登場。(メーカー資料より)

内容詳細

邦楽作品を管弦楽用に編曲する事例は少なくはないが、八橋検校の「六段の調」など新たな“筝協奏曲”としても十分に通用する。それほどに編曲が巧みだし演奏も良い。「荒城の月」、吉沢検校の「千鳥の曲」もまた原曲にはない独創的な“余情”や“風情”を添加し新たな味わいを生む。先入観なしに聴くべし。(弘)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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誠に面白い企画!日本の古典筝曲のオリジナ...

投稿日:2017/10/14 (土)

誠に面白い企画!日本の古典筝曲のオリジナルな魅力を損なわずに、管弦楽の音色が見事に調和しています。六段の調は、箏単体で弾かれる場合の通常の平調子で演奏されており、あくまで箏は原曲そのまま。そこに、箏の旋律を邪魔しない程度の絶妙な管弦楽で味付けされていきます。荒城の月は、いわゆる古典筝曲ではありませんが、日本を代表する名曲です。本来は非常に短いこの曲を、よくぞここまで発展させ、大きな作品に仕上げられたものだと感心してしまいます。そして最後は、筝曲のなかでも抜きんでて優れた名作である千鳥の曲。この編曲版は原曲とはやや異なる高さに調弦され、管弦楽による壮大な序奏と、手事の直前には原曲にはないものと思われるカデンツァ風の手も聞かれます。歌唱も箏奏者による弾き語りではなく、ソプラノによる西洋式歌唱法です。しかし、原曲の旋律とほとんど変わるところはなく、日本語特有の発音にも留意されています。朝比奈といえばブルックナー、ベートーヴェンなどの、純クラシック系の指揮者というイメージが強いですが、比較的若い頃に本盤のような興味深い録音を残していたとは、かなり驚きました。私もそうですが、普段は普通のクラシックを聴いている方々も、ときにはこんなCDにふれてみると、音楽の幅が広がって面白いと思います。

ブルノのおっさん さん | 北海道 | 不明

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