一世を風靡した現代三人集の三重奏曲
半世紀前にブームを起こしたペンデレツキ、四半世紀前にブームを起こしたシュニトケ、現在ブームとなっているヴァインベルグの弦楽三重奏曲を集めたアルバム。いずれも旧共産圏の枠組み内には収まらぬ才能で、見事な作品となっています。
3巨匠に共通するのは、ともにユダヤの血をひいていることと、一世を風靡するような個性とオーラを持っていること。とくにシュニトケとヴァインベルグは創作の絶頂期でもあり、音楽が魔力を秘めています。技法だけでない「心の音楽」が聴こえます。
近年日本でも熱い注目を集めるドイツの実力派フランチスカ・ピーチ率いるトリオ・リリコ。2014年結成、今後弦楽三重奏界の第一人者となるはずで要注目です。(輸入元情報)
【収録情報】
● ヴァインベルグ:弦楽三重奏曲 Op.48 (1950)
● ペンデレツキ:弦楽三重奏曲 (1991)
● シュニトケ:弦楽三重奏曲 (1985)
トリオ・リリコ
フランチスカ・ピーチ(ヴァイオリン)
ソフィア・ロイター(ヴィオラ)
ヨハネス・クレブス(チェロ)
録音時期:2018年11月5-7日
録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)