コレッリ:ソナタ集、ヘンデル:作品集、バッハ:フランス組曲、イギリス組曲(3CD)
シュテファン・テミング(リコーダー)
シュテファン・テミングは、1987年ケープタウン生まれ。ミュンヘンとフランクフルト大学でミヒャエル・シュナイダーにリコーダーを学び、様々な音楽コンクールで優勝した後、リコーダー・アンサンブル、古楽アンサンブルに参加。様々な現代音楽作曲家も彼のために曲を書いているなど、彼の演奏は「既に巨匠の域」と絶賛されています。
このセットは、そんな彼のこれまでの3種類の演奏をセットにしたものです。2007年に録音されたコレッリのソナタ集は、共演したオルガ・ワッツの見事な伴奏を得て、彼らのすばぬけたテクニックによる華麗なる装飾技法と解釈がは世界中で高く評価されたものです。第2作のヘンデルは、歌劇のメロディをリコーダーに置き換えることでまた違った世界を構築しました。第3作目のバッハでも、バッハ作品をリコーダーで演奏するために多くの趣向を凝らし、フランス組曲をはじめとしたチェンバロ作品などをリコーダーで吹いています。
彼の自然な演奏は、まるでこれらの曲が「もともとリコーダーのために書かれていた」かのような錯覚を覚えるほど。自然で無理のないバッハがここにあります。信じられないような素晴らしいリコーダーの世界を味わってください。(OEHMS)
【収録情報】
Disc1 (OC598)
コレッリ:ヴァイオリン・ソナタ集 Op.5より第7番〜第12番(リコーダー編)
・ソナタ第11番ホ長調 Op.5-11
・ソナタ第7番ト短調 Op.5-7(原調:ニ短調)
・ソナタ第8番ホ短調 Op.5-8
・ソナタ第10番ハ短調 Op.5-10(原調:ヘ長調)
・ソナタ第9番イ長調 Op.5-9
・ソナタ第12番ト短調 Op.5-12『ラ・フォリア』
編曲:F.M.ヴェラチーニ
シュテファン・テミング(リコーダー)
オルガ・ワッツ(チェンバロ)
録音時期:2007年9月17-21日
録音場所:スイス、チューリッヒ、ノイミュンスター教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
Disc2 (OC772)
『ヘンデル:紳士のフルート〜リコーダーによるアリア集』
・歌劇『リナルド』 HWV.7〜序曲
・歌劇『アルチーナ』 HWV.34〜また私を喜ばせにきて
・歌劇『ジュリオ・チェーザレ』 HWV.17〜恋の矢はなつ瞳よ、君を讃えん
・歌劇『リナルド』 HWV.7〜麗しい青春の五月を
・歌劇『アルチーナ』 HWV.34〜緑の牧場よ
・歌劇『アルチーナ』 HWV.34〜幸福な一瞬は
・歌劇『アルチーナ』 HWV.34〜ミュゼット
・歌劇『アルチーナ』 HWV.34〜私の苦しみを信じて
・オラトリオ『サウル』 HWV.53〜シンフォニア
・歌劇『アルチーナ』 HWV.34〜君は笑止千万だ
・歌劇『リナルド』 HWV.7〜私を泣かせてください
・歌劇『リナルド』 HWV.7〜幸運の車に乗って希望が巡る
・歌劇『ゴールのアマディージ』 HWV.11〜私の希望
・歌劇『リナルド』 HWV.7〜美しい愛と気高い喜び
・リコーダー・ソナタ ト短調 Op.1-2, HWV.360
・歌劇『リナルド』 HWV.7〜声よ風よ
・オラトリオ『アレグザンダーの饗宴』 HWV.65〜穏やかな海岸に私を
シュテファン・テミング(フルート&リコーダー)
オルガ・ワッツ(チェンバロ)
ドーメン・マリンチュチュ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
リンドン・ワッツ(バロック・ファゴット)
アクセル・ヴィルフ(リュート&テオルボ)
ローレダナ・ジントーリ(バロック・ハープ)
オルガ・ミシュラ(プラルテリウム)
録音時期:2010年4月12-15日
録音場所:シュタルンベルク、マルテゼールシュティフト、聖ヨーゼフ教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
Disc3 (OC795)
『J.S.バッハ:フランス&イギリス組曲〜リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュートのための編曲集』
・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ第4番ハ短調 BWV.1017〜シチリアーノ
・ペダル練習曲 BWV.598
・イギリス組曲第2番イ短調 BWV.807より(アルマンド/クーラント/サラバンド/ブーレI.II/ジグ)
・リュート組曲ホ長調 BWV.1006a〜前奏曲
・フランス組曲第5番ト長調 BWV.816(アルマンド/クーラント/サラバンド/バヴォット/ブーレ/ルール/ジグ)
・フランス組曲第3番ロ短調 BWV.814(アルマンド/クーラント/サラバンド/アングレーズ/メヌエット−トリオ/ジグ)
・シュープラー・コラール『目覚めよと呼ぶ声あり』 BWV.645
・フーガ ト短調 BWV.1000
シュテファン・テミング(リコーダー)
ドーメン・マリンチュチュ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アクセル・ヴィルフ(リュート)
録音時期:2011年1月17-20日
録音場所:シュタルンベルク、マルテゼールシュティフト、聖ヨーゼフ教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)