CD 輸入盤

『豪奢な様式〜ヴェックマンと17世紀ドイツ北方のチェンバロ芸術』 ヨアン・ムーラン

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
RIC433
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ポスト=フレスコバルディ世代の
南国に憧れた北方人たちによる精緻かつ大胆な鍵盤様式


「Ricercar」レーベルではシャイデマンとシャイトに光を当てたソロ・アルバムで誠実にして新鮮なドイツ音楽解釈を聴かせたフランスの古楽鍵盤奏者、ヨアン・ムーラン。17世紀ドイツ音楽への深い愛着と確かな適性をさらに印象づける今回のアルバムでは、北ドイツでおもにオルガン音楽の世界で名を残した大作曲家たちに光をあて、彼らが「足鍵盤なしの鍵盤音楽」、つまりオルガンのみならずチェンバロでも演奏可能な音楽にどのような貢献を果たしたか、細やかな解釈でじっくり聴かせてくれます。
 タイトルになっている『豪奢な様式(Stylus Luxurians)』は、モンテヴェルディら同時代のイタリア人作曲家たちが声楽で追求したセコンダ・プラッティカ(第二様式)にも比しうる17世紀ドイツ音楽特有の概念で、荘重様式(Stylus gravis)と呼ばれたルネサンス以来の厳格ポリフォニーとは一線を画した、不協和音や装飾音型をふんだんに盛り込んだバロック器楽様式のこと。ここではオルガン芸術の一大拠点ハンブルクで活躍したマティアス・ヴェックマン[c.1616-1674]の作品を中心に、その友人で欧州各地を旅して様々な作曲手法を身に着けたフローベルガー、ブクステフーデの前任者としてリューベック聖母教会で活躍したトゥンダー、ヴェックマンの師の1人でやはりハンブルクの重鎮だったシャイデマン、そしてヴェックマンより後のハンブルクを活躍拠点にしたリッターと、周辺の重要人物たちの作品も収録。
 ルネサンス様式が徐々にドラマティックな語法に彩られ、やがてバッハのチェンバロのためのトッカータのような音楽が導き出されるまでの過程が、名工フィリップ・ユモーの克明な再現製作による17世紀フレミッシュ・モデルのチェンバロの美音で一音、また一音と丁寧に紡がれてゆく美しさは息をのむほどです。(輸入元情報)

【収録情報】
● ヴェックマン:トッカータ ホ短調
● ヴェックマン:カンツォン ニ短調
● ヴェックマン:パルティータ(組曲)ロ短調
● プレトリウス/シャイデマン編:我ら主を祝福せん(鍵盤独奏版)
● ヴェックマン:トッカータまたはプレルディウム ニ短調
● トゥンダー:プレルディウム ト短調
● ヴェックマン:カンツォン ハ短調
● フローベルガー:第11リチェルカーレ ニ短調
● ヴェックマン:トッカータ ニ短調
● リッター:組曲 ハ短調
● リッター:ソナティナ(ソナチネ) ニ短調


 ヨアン・ムーラン(チェンバロ)
 使用楽器:フィリップ・ユモー製作、アントウェルペンのリュッケルスのモデルに基づく再現楽器

 録音時期:2020年5月
 録音場所:フランス南部エロー県シラン、サンテーユ聖母教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

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