J・M・クッツェー

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マイケル・K 岩波文庫

J・M・クッツェー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003280317
ISBN 10 : 4003280318
フォーマット
出版社
発行年月
2015年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
311p;15

内容詳細

土のように優しくなりさえすればいい―内戦の続く南アフリカ、マイケルは手押し車に病気の母親を乗せて、騒乱のケープタウンから内陸の農場をめざす。ひそかに大地を耕し、カボチャを育てて隠れ住み、収容されたキャンプからも逃亡。国家の運命に翻弄されながら、どこまでも自由に生きようとする個人のすがたを描く、ノーベル賞作家の代表傑作。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    1983年ブッカー賞受賞。 この物語が書かれた1980年前後の南アフリカは アパルトヘイト体制下であり、検閲を 意識したのか やや抽象的な表現を感じるが、 全編を通して クッツェーの根底を成す「暴力」は健在である。 マイケルKの独白に登場する人々は 無表情で 顔が見えない。突然の不条理・束縛された不自由さに耐えながら、 何かを諦めたかのように 黙々と生きる。 マイケルKが求めたささやかな自由 ..最後は かすかな希望のようなものを 感じる終わり方だった。

  • どんぐり さん

    マイケル・Kは母親の遺灰を抱え、大地を耕し、カボチャを育てながら貯水池のある丘に穴を掘り隠れ住んでいる。南アフリカのケープタウン、内戦、農場に来るまでのいきさつ、内戦で戦場となった大地で捕らえられ、フェンスに囲まれたジャッカスドリフ再定住キャンプでの強制労働、そして脱出。内戦のなかにあってひとり自分だけの世界を生きるマイケル・Kの第1章までは実に面白い。第2章、第3章と視点が変わっていくと、なかなか物語に入り込めず読み終える。いつか再再読することにしよう。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    兎唇として生まれたマイケル・Kは母から見放される形で孤児院に育ち、庭師として働いていた。しかし、内戦が勃発し、病気で動けなくなった母を手押し車に入れて内戦の中を脱出することに。マイケル・Kの人生は人から見れば、不幸にも思えるかもしれない。だけど己の自由を縛る全ての柵(押し付けがましい慈善も含む)から徐々に解放され、「土のように優しくなりさえばいい」と言うマイケル・Kは一番、大切なことを知っているように思えます。『ストナー』のように派手ではないけど、地面にすくっと立って生きる姿の尊さという滋味が染みる物語。

  • 南雲吾朗 さん

    読み終わった直後は、放心状態。なんと表現したら良いか解らない。とにかく凄く良い!口唇裂、発達障害のあるマイケルKの物語。大雑把な言い方をすればマイケルの放浪記。マイケル自身は、凄くシンプルに生きている。あらゆる事に対して、あるがままを受け入れる。争うことはしない。しかし、自分の信条には正直に生きる。T章、V章はマイケル自身の話。U章はマイケルを診てた医者の心の変化を描いている。今まで読んだクッツェーのどの作品よりも心に響いた。

  • lily さん

    打っ魂消た!まず文体がシャープで鋭利的。感情表現も殆どない。大地への執着心、これが生の原動力の全て。そこには合理的な自由さえ介入する隙はない。死の谷の際であろうとも。どんな逆風の中だろうが、意識は朦朧としても自分の意志を見失うことだけはしなかった。

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人物・団体紹介

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J・M・クッツェー

1940年、南アフリカのケープタウン生まれ。ケープタウン大学で文学と数学の学位を取得。65年に奨学金を得てテキサス大学オースティン校へ。ベケットの初期作品の文体研究で博士号取得。68年からニューヨーク州立大学で教壇に立つが、永住ヴィザがおりず、71年に南アフリカへ帰国。74年、最初の小説『ダスクラン

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