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戦略論の原点

J・C・ワイリー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784829504765
ISBN 10 : 4829504765
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

軍事に限らず、あらゆるジャンルに適用できる「総合戦略書」。クラウゼヴィッツ、ドゥーエ、コルベット、毛沢東、ゲバラなどの戦略理論を簡潔に紹介した、好評のロングセラー本がコンパクトになって再登場。

【著者紹介】
J・C・ワイリー : 1911年生まれ。米国海軍の元少将。1972年に退役。マハン、ルース以来の現役軍人としての戦略思想家。第二次世界大戦の太平洋戦線では、ガダルカナルの諸海戦や硫黄島戦で最新のレーダーを駆使して日本海軍と対峙、戦後は陸海空の指揮系統を統一して相互の協力関係を進める統合作戦の推進者として有名になる。米国軍内、特に海軍の士官教育や現代の軍事革命(RMA)の議論における思想的影響は大きい。1993年没

奥山真司 : 1972年生まれ。カナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学卒業。現在、英国レディング大学大学院戦略学科博士号課程在籍中。米国地政学研究家、国際平和協会主任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Miyoshi Hirotaka

    陸海空と分野別戦力が発達するにつれ、各々の戦略は深化したが、その上位概念の研究は不十分だった。戦闘の目標は明確でも戦争の目的は曖昧、開始も終了も成り行き任せだった。さらに、共産圏ではゲリラ戦が加わり、戦争は複雑化。このためこれらを統合する総合理論が必要になった。それは、戦争は防止できない、目的は敵のコントロール、どう進行するかは予測不可能、決定権は現場と想定に立脚するもの。例えると成長につれ理念を刷新する企業行動と同じ。著者は東郷元帥の葬儀に参列、ソロモン諸島や硫黄島での戦闘に参加とわが国と関係が深い。

  • Shin

    戦略論でもあり、「戦略論・論」でもあるコンパクトなテクスト。戦略を論ずるのは難しい、というか論じた瞬間に本質が手からこぼれ落ちるようなもどかしさがある。そのせいで、戦略論の名著と言われる本もごく僅かしかないのだが、ワイリーはその中でも白眉に数えられるらしい。「累積戦略」と「順次戦略」のふたつのカテゴリを示し、特に累積戦略の効用を強調している点に共感を覚えるのだが、とかく戦略なるものを「科学的に」論じようとすると、順次戦略ばかりが後知恵で持て囃される傾向にあるのが戦略論の難しさではある(経営学でも然り)。

  • Meistersinger

    本文の短さは異例w 奥山氏の「まとめ」を読む方が効率的かも知れない。@目的は相手をコントロールすること、Aコントロールのために最後に必要なのは陸兵、B順次戦略と累積戦略はどちらも必要 という処が個人的にポイント。陸海空+毛沢東のゲリラ戦を統一しちゃうのは無理があると思うのだけど。

  • K.C.

    あまり知られていないが、名著の誉れ高いという軍事戦略理論本。ちょいちょい難しい表現も出てくるが、書かれてあることは非常にシンプルだし、軍事だけではなく、一般にも応用できることが多い。繰り返し読んで理解を深めたい一冊。

  • 全270ページほどだが、実は本論は100ページ程度。しかし中身が詰まっていて興味深い。特に、著者本人の議論の前提となる、陸海空及びゲリラ戦の戦略論の要約と批評にこそ真価があるようにも思う。相手のコントロールこそ目的であり、破壊はその手段にすぎない、という部分や、海軍戦略における海洋の利用という側面への注目には、著者の先見性が光る。海軍関係の用語にやや不自然な訳があるのは残念。指揮官を全て「司令官」としたり、おそらくTask Groupを「支隊」と訳したり。

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