外国語を学ぶための言語学の考え方 中公新書

黒田龍之助

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784121023636
ISBN 10 : 4121023633
フォーマット
出版社
発行年月
2016年02月
日本
追加情報
:
194p;18

内容詳細

誰もが近道や楽な方法を探そうとするが、結局は地道な努力しかないと思い知らされる外国語学習。だが、それでもコツは存在する。本書は、そのヒントとなる言語学の基礎知識を紹介。「語学には才能が必要」「現地に留学しなければ上達しない」「検定試験の点数が大事」「日本人は巻き舌が下手」といった間違った「語学の常識」に振りまわされず、楽しく勉強を続けるには。外国語学習法としての言語学入門。

目次 : 序章 言語学が隠し味である理由/ 第1章 用語に気を遣う―繊細な言語学/ 第2章 間違えるのが怖い―不安な言語学/ 第3章 空気を読む―柔軟な言語学/ 第4章 品詞もいろいろ―多様な言語学/ 第5章 大切なのは過去―遡る言語学/ 第6章 迫られる二者択一―張り合う言語学/ 終章 浪漫主義言語学への招待

【著者紹介】
黒田龍之助 : 1964年(昭和39年)、東京都に生まれる。上智大学卒業。東京大学大学院修了。東京工業大学助教授、明治大学助教授などを経て、現在、フリーランス語学教師。専攻、スラブ語学、言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • aika さん

    新書でも黒田節は変わらず、知的好奇心を最大限に刺激してくれました。人間は皆同じ身体の器官から言葉を話している、だからどんな外国語もあなたの努力次第で必ず出来るようになるんだよ、というメッセージがビシビシ伝わってきて、読んでいるこちらも熱くなりました。外国語を実際に勉強みることが、「道具」としてではない、言葉そのものの持つ大切な価値に気づかせてくれるのだなと感じます。語学はとことん楽しむことが大事!それと同時に他言語を学ぶからこそ、〜ヶ国語、訛りといった普段使っている日本語に気をつけなければと思いました。

  • Koning さん

    いつもの黒田節ってとこだけど、背景にある文化をある程度は知ってないと◯×語の勉強は捗らないよねぇ。って事がわかればいいのかもしれない(え。実際外国語といいつつ外語とすべきだろ?とか納得しつつ読む(いや、だって◯×国の公用語だけど、その国名には入っちゃいない言語(ex. Yr Iaith Gymraeg)やってるとどうしてもねぇ(笑)。とりあえず言葉は道具といいつつ道具にもなってないやつとか(同時通訳が惨憺たるレベルで英語聞いてる方がわかりやすかった昔の某Adobeの会見の人とか)いますしねぇ。

  • ハイちん さん

    本書は『『外国語』を学ぶための言語学の考え方』とあるように、英語に限らず外国語全般の習得にまで射程を広げており、よって論旨が漠然としてしまっていたような気がした。ただ『語用論』『協調の原則』のくだりは面白かった。聞き手は話し手の発言をそのままうけとらない。会話をするとき、どんな人も空気を読んでいる。文習慣、表情、性格など、空気(文脈)を読めなければ、キャッチボールは成り立たない。だから、言語を勉強するときは、単語や文法だけでなく、言語の文化的背景まるごとを理解しようと努めることが重要なのだ。

  • Riopapa さん

    浪漫主義言語学というのはいい。いろいろな言語を学びたいと思うけれど、時間がかかるので挫折してしまう。使うことを考えず、読めるようになることを目標にしようか。

  • 袖崎いたる さん

    外語学習の当たり前を言語学の知見…というか用語で擁護(←異綴同音異義語)していくのが梗概。合間に著者の言語学者経験に基づいた個人的信念があったりする。帯にある常識批判は、具体的には「言語はあくまで道具に過ぎない」や「言語はコミュニケーションの手段なのだ」や「留学は外語習得の近道だ」や「会話重視」や「ネイティブスピーカーの判断至上主義」といった世間に横行してる(?)言説へとなされている。具体的な勉強法の提案は反語的というか否定表現的になされてるので、具体案ではなく、勉強法の選び方の啓蒙が主目的に感じられた。

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人物・団体紹介

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黒田龍之助

1964年東京生まれ。上智大学外国語学部ロシア語学科卒業、東京大学大学院修了。東京工業大学助教授(ロシア語)、明治大学助教授(英語)を歴任。現在、神田外語大学特任教授、神戸市外国語大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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