貨幣システムの世界史 岩波現代文庫

黒田明伸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784006004170
ISBN 10 : 4006004176
フォーマット
出版社
発行年月
2020年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
372p;15

内容詳細

貨幣の価値は一定であると我々は常識的に考えている。しかし、複数の通貨が併存しているとき、交換価値が多元的であるという事例は、歴史上、多くの地域・時代の存在した。たとえば、本国をはるかに離れて流通した、オーストリアのマリア・テレジア銀貨や中華帝国の銅銭の存在。日々手にしている貨幣であるが、「貨幣とは何か」という問いは私たちを惹きつけてやまない。世界史の中で、改めて謎に満ちた貨幣現象を根本から問い直す。

目次 : 序章 貨幣の非対称性/ 第1章 越境する回路―紅海のマリア・テレジア銀貨/ 第2章 貨幣システムの世界史/ 第3章 競存する貨幣たち―一八世紀末ベンガル、そして中国/ 第4章 中国貨幣の世界―画一性と多様性の均衡構造/ 第5章 海を越えた銅銭―環シナ海銭貨共同体とその解体/ 第6章 社会制度、市場、そして貨幣―地域流動性の比較史/ 第7章 本位制の勝利―埋没する地域流動性/ 終章 市場の非対称性/ 補論 東アジア貨幣史の中の中世後期日本

【著者紹介】
黒田明伸 : 1958年生まれ。東京大学東洋文化研究所教授。世界貨幣史、中国経済史。主要著作に、『中華帝国の構造と世界経済』(名古屋大学出版会、1994年、サントリー学芸賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さとうしん さん

    貨幣を額面通りの価値で受け取って貰えるのは当たり前なのか?悪貨は良貨を駆逐するのか?本国で使われなくなった後も中東・東アフリカで広く流通したマリア・テレジア銀貨の話を皮切りに、中国の銅銭、銀、紙製通貨、そして日本の状況などを踏まえつつ、多元的、非対称的な貨幣流通・交換の歴史を垣間見ていく。キャッシュレス時代にこうした歴史の知見がどう生きるかという展望が巻末にでも付記されていればなお良かった。

  • 氷柱 さん

    554作目。3月6日から。お金のかかっている図書館で借りることのできる本は鮮度が違う。そんなわけで久しぶりの評論の新刊。述べられていることはちょっととっつきにくいけれど伝えたい内容はとてもシンプル。表題通り貨幣のシステムについて実例をもとに解説されている。様々な文化や商売のジャンルがある中で種類豊富な貨幣がそれぞれの場所で活躍をしているという話。なんだか使いづらいと感じられればまた新たなシステムが誕生する。貨幣の文化をじっくり紐解くことでこそ見えてくる文明もあるだろう。

  • Pyonkichi さん

    地域間兌換性と地域流動性をキーワードに、世界史上に現れた貨幣的な現象を一気に読み解いた壮大な本。難解な部分もありましたが、個々の事例が面白く、一気に読めました。

  • フクロウ さん

    黒田明伸『貨幣システムの世界史』(岩波書店、2020)が岩波現代文庫として再出版。増補部分も収蔵。極めて広範な実証史料引用と先行学説を踏まえた説得的な解釈で貨幣システムの現実の姿(機能)を実証し、俗説や通俗理論を爽快に撃破していく。名著。

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